体のにおい

体のにおい

2018年07月31日(火)5:55 AM

攪乱だとばっかり思ってた

 おきらく極楽で使っている今年のカレンダーはことわざカレンダー。先週「鬼の霍乱」というのがありました。おきらくが会社人になった頃、上役だった団塊世代の人達がお互いに「アイツが風邪?オニのカクラン。」とよく言ってました。おきらくは辞書を持っていなかったので、頑丈な人が風邪をひく事といい加減な理解をしてました。字も「攪乱」だと思っていました。霍乱って熱中症のことだったんですね。7月に入ってから鬼でも熱中症になりそうな猛暑が続いています。霍乱にはお気をつけくだだい。
 
 ところで先日の静岡新聞に「におい展」が静岡パルコで開催されていると書いてありました。
 何でも、シュールストレミング、くさや、臭豆腐、ドリアン、靴下のにおいなど眼ピリ鼻ツンの悶絶系から美臭のものまで70種類程のにおいを経験できるそうです。何とか時間を見繕って体験したいものです。
 
 東洋医学には2000年以上前から体質、声、色、味、時間などの様々な側面を5種類のタイプに分類する考え方があって、においも同じように羶焦香腥腐の五香にタイプ分けします。それぞれ獣肉のにおい、こげくさい、こうばしい、生臭い、腐ったにおいを意味しています。これらのにおいのタイプをどの臓腑に病があるかを推測するためのデータとして使っていたのです。東洋医学が生まれたのは今のような検査機器がない時代だったので、五感をフルに使って診察していました。
 
 4月号のNewtonによると、体臭のもとになるのは、皮膚の表面から出て来る皮膚ガスです。皮膚ガスには表面反応由来のもの、血液由来のもの、皮膚腺由来のものの3種類があります。
 皮膚表面由来の皮膚ガスは皮膚表面に分泌された汗や皮脂が、皮膚表面に生息しているブドウ球菌などの常在菌によって分解されたり、酸化したりすることで生じます。加齢臭などはこれにあたります。
 血液由来の皮膚ガスは、血液中の小さな分子が皮膚まで出てくることで生じます。酒臭いのやカレー臭などはこれにあたります。
 皮脂腺由来の皮膚ガスは血液由来のにおい成分が途中で汗腺や皮脂腺に届いた時、汗や皮脂に溶け込むことがあります。通常汗にはにおいがありませんが、こうした時の汗にはにおい成分が溶け込んでいるので、汗がにおいます。
 
 血液由来も皮脂腺由来も体の中から出て来るサインです。お酒や香辛料など食事に由来するにおいもあれば、便由来のもの、がんや胃、肝臓、肺などの臓器の病変に由来するものなど様々です。
 体の状態が変化すれば、においも変わるんですね。
 面白いことに、最近ではにおいに敏感な犬や線虫を使った診断が試みられています。また優れたセンサー技術とAI技術を使い呼気から病気を診断する研究が国内外で進んでいます。昔からある智慧の精度が上がるというのは楽しみなものです。
 
 自分の体のにおいは分かりにくいですが、何となくいつもと違うと感じたり、人から指摘されたら、一度お近くのはりきゅう(鍼灸)院に行ってみませんか?お手伝いできることは色々あると思います。おきらくにお問い合わせください。
 
 ちなみに、昔体臭を薔薇の香りにするガムがありました。実はおきらくもそろそろ加齢臭が気になる年頃の時に数週間試したことがあります。合気道や空手の稽古をバンバンしてた頃なので、薔薇の香りがすれば誰か反応するだろうと思っていたのですが、誰一人反応しないのでやめました。
 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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