おおもとの記事によれば、彼は果物や野菜の食感が嫌いで避けていたそうです。検査の結果、彼は回避・制限性食物摂取症(Avoidant/Restrictive Food Intake Disorder (ARFID))という非常にまれな摂食障害だったそうです。
　この病気は典型的には小児期に発症し、当初は小児期によくみられる偏食と区別が難しい場合があります。この病気の児童は、ある食品の味、食感、匂い、見た目に敏感になります。中にはそういう食品をある温度でしか食べられない子もいるそうです。
　特定の物しか食べない・それまでになかった好き嫌いが出現・食習慣の変化を児童のわがままであると捉えがちになることがあるので、受診しておくと安心です。
　健康に暮らすために必要な栄養は肉、魚介類、乳製品、野菜、木の実、種子など多くの種類の食品を食べることで万遍無く摂ることができます。それなのに、そうした食品を食べられずジャンクフードに手を出さざるをえない病気があるなんて、とても悲しい事です。
　食べられる食品はしっかりと摂ったうえで、不足する栄養素をサプリメントで補充してバランスを取りましょう。

 

　西洋医学では原因がはっきりしない病気については治療が難しいことがあります。東洋医学では不調の陰には必ずヒエが隠れており、体が熱を起こせるように調子を調えるという事になります。
　しかし調子が整ったからと言っても、毎日の養生を欠かしては元の木阿弥です。地場の旬の食材を美味しく頂き、できればお天道様の動きに合わせて十分に睡眠を取り、全身を適度に使って健康に過ごしたいものです。

 

　栄養のあるものをシッカリ食べたい/食べさせてあげたいけれど、お腹の調子が悪い、好き嫌いが激しい、口が苦い、味や匂いがしないなど、食事に関する訴えは様々です。そんな時は色々とお手伝いさせて頂けることもあると思います。是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。

 

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