2021年07月06日(火)6:04 AM
本日7月6日はワクチンの日だそうです。1885年のこの日、近代細菌学の開祖とされるフランスの科学者ルイ・パスツールが、狂犬病ワクチンを開発し、9歳の少年に接種しました。今から136年前の事ですから、意外とワクチンの歴史は浅いです。
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ワクチンそのものは、天然痘を防ぐため、1796年にエドワード・ジェンナーが8歳の少年に接種した牛痘の膿が史上初です。その後、ルイ・パスツールによって科学的なワクチン製造法が確立されるのに約100年掛かった訳です。
2020年迄はワクチンと言えば、天然痘、麻疹、風疹等に対応する生ワクチン、インフルエンザ、狂犬病、日本脳炎等に対応する不活化ワクチンの2種類に大別されていました。
そして今、昨年から導入された新型コロナに対応するmRNAワクチンとウイルスベクターワクチンが仲間に加わりました。早く行き渡れば良いですね。
ところで、ワクチンによって感染症を完全に根絶出来るものなのでしょうか?
現実には、WTOが1980年に根絶宣言した天然痘だけです。
天然痘がなぜ根絶出来たかと言うと、3つの条件を満たしていたからです。
1.不顕性感染が少ない
無症状者から感染する事はないため、新型コロナのように知らない間に他人にうつさない。
2.ヒト同士でしか感染しない
動物にうつらないので、ヒトから一掃してもまた動物から再感染する事がない。新型コロナはコウモリ由来とされており、仮にヒトから一掃しても、またコウモリから感染する可能性がある。
3.有効なワクチンがある
有効性の高いワクチンがある。
という事でコロナに関しては、有効なワクチンがありながら、希望者のみ接種なので、感染者が絶える事はなさそうです。またインフルエンザやコロナは動物が媒介する可能性があるので根絶はありそうもないですね。
治る力アップ中!!
ワクチンを接種したからと言って、コロナ感染が完全に避けられる訳ではないので、当分3密回避とマスク着用は続ける必要があります。そして多少のウイルスに暴露しても感染しないだけの免疫力をつけるために十分な休養(睡眠)、腹八分で旬の食材を楽しみ、適度に体を動かす養生は続けたいものです。
どうも治る力が弱い気がすると言う方は、色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。
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