2023年03月07日(火)7:22 AM
おきらくが小学生だった頃、「ものもらい」に何回かなった記憶があります。周りにも結構なってた子がいたように思います。因みにおきらくが生まれ育った大阪では「めばちこ」と呼んでました。
実は2週間前の水曜日の朝、左の上瞼が腫れていて、もしかして何十年振りかの「めばちこ」?汚れた手でこすってしまったか?と思いましたが、翌朝には腫れは引いていました。何だったんでしょう。
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「ものもらい」って、大雑把に言うと瞼が腫れる病気です。
瞼が腫れる病気にも色々あります。結膜炎、眼瞼炎、アトピー性眼症、かぶれ、淋病等です。「ものもらい」に関係する病気は2つあって、1つが麦粒腫、もう1つが霰粒腫。このうち麦粒腫だけを「ものもらい」と言ったり、両方を含めて「ものもらい」と呼んでいたりするようです。
麦粒腫はまつ毛の根本や瞼の汗腺が細菌感染(通常は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌)によって、腫れたり、痛んだりする病気です。疲れやストレスが溜まっていたり、睡眠不足等で治る力が落ちていると発症します。
それに対して霰粒腫はマイボーム腺に脂肪がたまり、しこりが出来る病気です。疲れや不規則な生活、ストレス、脂っこい食事、化粧品等が原因と言われています。細菌感染で発症する事もあります。
この2つの病気は症状や治療方法も違います。
麦粒腫は瞼の一部が痛い状態で始まり、次第に腫れ、異物感、眼脂が出るようになります。更に進むと、瞼に膿が溜まるようになります。膿は潰れて自然に治っていきます。感染して発症するので、治療には抗菌薬が使われます。薬を使わなくても自然に治りますが、薬を使う事で症状悪化が防げます。
それに対して、霰粒腫は痛みを伴わないしこりから始まります。自然治癒する事もありますが、薬を使ってもしこりが残る事があります。しこりが残って気になる場合は手術する事になります。また、細菌感染による場合は抗菌薬を使います。
いずれにしても、瞼が腫れると凄く鬱陶しいのは間違いありません。予防するためには、体が持っている治る力を養生で高めておくのが凄く効果的だと思います。
かかってしまった場合は、昔から「ものもらい」の特効穴として使われてきた二間(じかん)というツボに
きゅう(灸)をすると早く良くなります。
おきらく極楽では、先ず治る力を取り戻すために
はりきゅう(鍼灸)をします。更に、マッサージや整体で固くなっている部分が柔らかい状態に戻るのをお手伝いし、全身の疲労が回復するような全身治療を行います。
お家でも出来る事があります。それは
自律訓練法です。自分で意識して筋肉をゆるめる方式です。体がゆるんでくると、気持ちにも余裕が生まれ、治る力も上がって来ます。是非お試しを。
いずれにしても、調子が悪い時は勿論、余力がある時にこそ治る力を上げるために、養生を始めたいものです。何度も繰り返すようですが、養生の基本は質の良い睡眠、腹八分の食事、適度な運動です。
ワタシの瞼、キレイでしょ?
最近風邪を引いたら長引くなと感じておられる方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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