2023年02月28日(火)7:11 AM
胸が痛む、動悸がする、息切れがある、めまいがする、息がしにくい。これって心臓の病気でしょうか?それとも肺の病気でしょうか?もしかして両方?命に関わる病気じゃないだろうかって、すっごく気になります。
狭心症、心筋梗塞、大動脈解離、胸膜炎、膿胸、気胸、肋骨骨折、肋間神経痛、逆流性食道炎等多くの病気でこのような症状が出ます。でも病院で検査しても何の異常も見当たらない場合があります。それって、一体?
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主に過労やストレスが原因で、こうした症状が現れる心臓神経症という病気かもしれません。
体の中の心臓や消化器等、様々な臓器の動きは自律神経がコントロールしています。強い過労やストレスが続くと自律神経の中の交感神経が強く興奮し続けます。
交感神経の働きは闘争・逃走反応。戦ったり、逃げたりするには体が興奮状態になる必要があります。すると血圧は上がり、心拍数は増え、動悸もするようになります。
心臓の病気かと思い循環器科を受診しても「異常なし」。では肺かもしれないと呼吸器科を受診しても「異常なし」。でも症状は続くので、不安が強まり、交感神経は更に興奮するという循環になる事もあります。
心臓神経症の症状で一番多いのは、胸の痛みです。狭心症や心筋梗塞でも胸の痛みが一番多い症状です。ただ、痛みの出るタイミングや程度が違います。
狭心症や心筋梗塞の場合、運動をする等心臓に負担が掛かる時や就寝中明け方に現れる事が多く、締め付けられるような、動けないような痛みが多いようです。
それに対して心臓神経症ではとても疲れている時やストレスを感じた時が多いようです。また副交感神経が優位な就寝中には殆ど症状が出ません。痛みの性質も「チクチク」した痛みで、痛む部分が左胸の狭い範囲で、また手でさすると痛みがおさまる等、心臓の痛みとは違うようです。
病院での治療は、不安神経症等の心療内科の疾患に準じて、薬物治療や精神療法が行われるようです。
東洋医学では心身一如(しんしんいちにょ)と言って、「心と体は一つ」と考えて治療します。例えば、
おきらく極楽では、先ず体が持っている治る力を取り戻すために
はりきゅう(鍼灸)をします。更に、マッサージや整体で固くなっている部分が柔らかい状態に戻るのをお手伝いし、全身の疲労が回復するような全身治療を行います。
自律神経も整い体に元気が出てくると、気持ちも落ち着き、不安がなくなって行きます。
お家でも出来る事があります。それは
自律訓練法です。自分の意志で緩める事が出来る筋肉を緩める方式です。そして筋肉が緩んでくると、気持ちにも余裕が生まれて来ます。是非お試しを。
パニック!!
日頃とてもストレスを感じておられる方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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