2023年03月14日(火)5:08 AM
おきらくは小さい頃、良く喉を腫らせました。唾を飲むのも痛くて。親に痛みを訴えると、「扁桃腺腫れてるんや。薬塗ったるから、口、大きいあけ。塗るでぇ」「オグェッ!!」というのが定番のやり取りでした。
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病気は扁桃炎。そして薬はヨード・グリセリン一択でした。割り箸の先に脱脂綿を巻き付け、それにヨード・グリセリンをたっぷりと染み込ませ、腫れている部分にグリグリするんです。耳鼻科に行っても同じ事をされるので、いつも母親に塗って貰っていました。自宅で塗れる場所だから、4箇所にある扁桃の内の口蓋扁桃だけなのですが、塗った後は割りと早く良くなったような気がします。
そもそも扁桃というのは、喉の奥にあるリンパ組織で、ウイルスや細菌等を侵入させないのが仕事です。小さな子供の扁桃は肥大しているのが普通だそうで、体を感染から守るためだそうです。一番大きくなるのは5~6歳頃で、あとは徐々に小さくなるそうです。
色々な病原体に晒されて体全体の免疫力が上がって来ると、扁桃は小さくなって行くという事なのでしょうか?
成人してからも扁桃が大きいままだったり、扁桃炎を繰り返す患者さんもおられるという事なので、個人差があるのでしょう。
昭和40年代までは扁桃が大きいというだけで積極的な全摘出手術が奨められていたようです。おきらくは昭和31年生まれですが、病院に行かず自宅でヨード・グリセリンを塗り塗りしていたので、摘出されずに済んだのかもしれません。
扁桃炎の原因は空気中のウイルスや細菌の感染です。それらの病原体は、鼻、喉、扁桃に付着し、増殖し、炎症を起こします。炎症によって扁桃は腫れ、痛みや発熱を生じます。熱は38℃~40℃とかなり高熱です。これが
急性扁桃炎です。
急性扁桃炎を繰り返すと
慢性扁桃炎になってしまう場合があります。慢性扁桃炎は放置すると、扁桃の炎症が全身に広がってしまう事があります。手足に炎症が起きたり、腎臓病になる事があるので、要注意です。
病原体を増殖させるのは、風邪や喉の乾燥、急激な気温変化、疲労、ストレス等で免疫力が低下する事によります。
いずれにしても、喉の痛みや高熱は凄く嫌なものです。予防するためには、体が持っている治る力を養生で高めておくのが凄く効果的だと思います。
おきらく極楽では、先ず治る力を取り戻すために
はりきゅう(鍼灸)をします。更に、マッサージや整体で固くなっている部分が柔らかい状態に戻るのをお手伝いし、全身の疲労が回復するような全身治療を行います。
お家でも出来る事があります。それは養生です。何度も繰り返すようですが、養生の基本は質の良い睡眠、腹八分の食事、適度な運動です。
しっかり眠って元気になって
最近疲れやすいなと感じておられる方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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