笑いはタダだけど効果的な健康法

2024年03月12日（火）6:06 AM

　暦上(七十二候)は、桃始笑（ももはじめてさく）です。まだまだ寒い日や冷たい雨の日もありますが、桃の花が笑う程に暖かくなって来ています。昔は「咲く」を「笑う」と表現したそうです。

　寒い時期にカチカチに固まっていた人の体も、少しずつ溶け出し、何となく笑いが生まれるような感じでしょうか？
　笑いと言えば、おきらくは最近たまにクスッとはするのですが、「ハッハッハッ!! 」と大声で笑ってない気がします。笑うのは健康に良いと言われるのに、実に勿体ない事です。
　ところで、笑いが健康に良いというのはどういう事でしょうか？

　そもそも笑いと治療を結びつけたのはアメリカのジャーナリスト、ノーマン・カズンズという人らしいです。彼は49歳の時に、「硬直性脊椎炎」という難病に掛かりました。彼には薬アレルギーがあり、出された全ての薬で副作用が出てしまったそうです。様々な治療の経過を経て、彼は笑い療法の研究を始めました。数カ月後には社会復帰を果たせるまで、容態が改善したそうです。その後も心筋梗塞になった際、笑い療法を実践し、完治したそうです。

　また日本医科大学リウマチ科の慢性関節リウマチ患者が落語を1時間聞いて大笑いしただけで全員の痛みが軽くなり、ある人はそれから3週間も鎮痛剤がいらなかったという例もあったそうです。他にも笑いでがん患者の免疫力が向上したり、2型糖尿病患者の血糖値が改善したり、胎動が活発になったり、認知機能の低下を防いだりと、笑いには多くの効果がありそうです。

　笑うだけなら、環境にも依りますが、害も無いしタダで出来る事なので、不調のある方で普段笑っていないな、という方はお試しになる事をお勧めします。
　笑える事が無いから笑えない方、おきらくが好きなサンドウィッチマンかミルクボーイのコント/漫才をお試し下さい。