カルシウムは大事な栄養素

2024年04月30日（火）5:09 AM

　来る5月2日はワダカルシウム製薬株式会社が登録した「カルシウムの日」だそうです。丈夫な骨をつくるために欠かせない「カルシウム」を摂ることの大切さを知ってもらうのが目的だそうです。
　確かに、骨の形成にはとても大切なカルシウムですが、それだけではありません。カルシウムは体の中で色々な働きをしています。

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　ヒトの体を元素レベルで見てみると、酸素・炭素・水素・窒素が約95%を占めています。残りの5%はカルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・リン・イオウ・鉄・亜鉛・銅等のミネラル類です。どのミネラルも生命活動を維持するために重要な役割を持っています。

　ここではカルシウムの役割を復習したいと思います。
　おきらくが小さい頃は「牛乳飲まへんと大っきぃなられへんでぇ」と大人たちから言われました。小学校の給食には粉っぽい脱脂粉乳が毎回出てきて閉口したものです。

　確かに骨を成長させ、維持するにはカルシウムはとても大事なミネラルです。
　それ以外に例えば、筋細胞や神経細胞ではカルシウムが非常に重要な役割を果たしています。筋肉が力を発揮する時、カルシウムが不足していると力が出せません。また、神経が情報を伝達して行く時もカルシウムが不足していると、正常に伝わらなくなります。カルシウムが不足していると、出血した時に血が止まらなくなってしまいます。
　他にも困る事が一杯あります。

　では、私達は日常の食事で十分にカルシウムを摂れているのでしょうか？
　令和元年国民健康・栄養調査におけるカルシウムの一般食品からの1日の摂取量は男女ともに不足しているようです。
　食材によってカルシウム含有量は異なるので、出来るだけ色々な種類の食材を組み合わせて摂るのが良いと思います。
　更にビタミンDがカルシウムの吸収率を上げてくれるので、魚介類・卵類・きのこ類を食事で摂ったり、陽に当たる事も大事です。強い紫外線で長時間過ごすのは頂けませんが、適度に日光浴しながら散歩したいものです。

　結局の所、骨にも良いのは養生。
　質の良い睡眠、旬の食材を腹八分に美味しく頂き、程よく体を動かす養生が骨にも良いのです。