息がし辛い？背中、丸まってませんか？

2024年05月07日（火）5:38 AM

　来る5月9日は呼吸の日だそうです。
　そう言えば、何だか息がし辛いって感じた事は無いでしょうか？
　そんな時は背中をグッと反らしてみましょう。反りにくいと感じる場合、仕事でPCを見たり、スマホを見る時に背中が丸まっているからかもしれません。

折りたたむ

　背中を丸めた姿勢を長く続けると、体の前面にある、息を吐くための筋肉がずっと緊張しっぱなしになってしまいます。そして呼吸が浅い状態が続き、肺の機能が十分に使われなくなります。
　肺は息を吸う事で酸素を血液の中に取り込み、血液は酸素を全身の細胞に届けます。呼吸が浅くなって肺が十分に仕事をしなければ、全身の細胞が酸欠状態になってしまいます。

　すると直ぐに疲れてしまったり、頭がボーッとしたり等の不調が出てきます。
　そんな時におきらくがよくやっている、お勧めのポーズがあります。

　ヨガのスフィンクスのポーズです。
　うつ伏せで本を読む時の姿勢に似たポーズです。この時、背中を反らす事よりも、胸を伸ばす事を意識したいです。背中はむしろ力を抜いてゆったりとした方が良いです。
　このポーズを取ることで、ずっと縮んでいた胸が伸び、呼吸に大事な役割を持っている肋間筋の緊張が取れて来ます。そして深い呼吸が楽に出来るようになります。
　丸くなった姿勢で引っ張られたまま力が入っていた背中の筋肉が緩むので、背中・腰に感じていた重い痛みも楽になります。

　このポーズが楽に出来るようになったら、次にチャレンジしたいのはコブラのポーズです。
　スフィンクスのポーズでは肘を付けていましたが、コブラのポーズでは肘を伸ばします。このポーズを取ることで、胸は更に伸び、背中は更に緩みます。呼吸は更に深くなり、背中・腰もスッキリします。

　どちらのポーズも無理矢理頑張るのではなく、楽に出来る範囲で良いので、力まずに試したいものです。
　そして呼吸が楽になったら、体をしっかり動かしてみましょう。速歩き等いかがでしょう。さほど気温が高くならないこの時期、散歩は気持ち良いと思います。そして、質の良い睡眠と、旬の食材を使った料理を腹八分目で頂く。梅雨前から養生を始めるのがお勧めです。