終末糖化産物:AGEの蓄積を防ぐには？

2024年06月04日（火）4:57 AM

　AGEという言葉を聞いた事はありますか？年齢の事ではないです。Advanced Glycation End Productsの短縮形で日本語では終末糖化産物になります。数年前からネットでは見ていましたが、最近結構記事が多くなってきたなという気がします。

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　AGE(AGEsとも言う)は糖が結合して機能が劣化してしまったタンパク質の事です。誰でも歳を取るとAGEはたまりますが、増えすぎると老化が進みやすくなり、様々な病気の引き金になるそうです。
　AGEがたまるとどんな事が起きるのでしょうか？
　皮膚にたまるとシミ、シワ、たるみ等が目立つようになったり、血管にたまると、動脈硬化を起こしやすくなったりします。
　ほかにも心臓病やがん、骨粗しょう症、アルツハイマー病などの老年病のリスクが高まると考えられているそうです。
　AGEの蓄積を抑えるには、焦げた料理を避けたり、高血糖にならない食事にするのが良いそうです。

　昭和大学医学部　山岸昌一教授の約1万人の日本人を対象にして調査では、定期的な運動、禁煙、十分な睡眠、精神的ストレスの軽減、朝食の摂取、糖分の多い食品の摂取を控えれば、AGEの蓄積が抑えられるそうです。

　歳を取るとどうしても避けられないのかと思うと「あ～ぁ」って感じですが、生活習慣を見直す事である程度抑える効果があるのなら、いつもやっている養生の延長で済むので気が楽です。
　質の良い睡眠を摂って、旬の野菜を腹八分頂き、適度に体を動かす。
　これにもう少しAGE対策を加えて見る。
　例えば食事なら、炒め物をする時は強火にしないで、なるだけ焦がさないようにしたり、糖質を沢山取りすぎないようにする。
　運動だったら、+10(プラステン)で、今より10分多く体を動かすようにする。
　睡眠も入浴は寝る前2,3時間前に済ませる。
　意外と簡単なものばかりなので、是非続けたいものです。