虫刺されにもお灸

2024年05月28日（火）5:07 AM

　日中は暑く感じる日が増えて来ました。ここ三島では既に10日以上も最高気温が25℃超えの夏日がありました。
　暑くなると出てくるのが耳元でプ～ンという羽音で気がつくあの虫。おきらくは既に数か所刺されました。

　子供の頃はキンカンのあの香りが苦手で、ずっとムヒを愛用していました。成人後、日本酒を飲むようなってから嗜好が色々変わりました。何とキンカンの香りが平気になっていました。

　でも鍼灸師になってからは、眠っている最中に掻きむしってしまった時以外は透熱灸(最後まで焼き切る熱いお灸)がお勧めです。刺された直後にお灸をすると、たちどころに痒みが消えます。本当に良く効きます。

　痒みそのものはお灸で消えますが、蚊は色々な病気を媒介する虫です。
　例えば、日本脳炎がその1つです。おきらくが子供の頃は年間発生数が1,000人を超えていたので、親から「蚊ぁに刺されたら日本脳炎になるで、気ぃ付けや」と良く言われたものです。
　日本脳炎ウイルスに感染するとおよそ1,000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20～40％が亡くなってしまうそうです。日本脳炎ウイルスを媒介する蚊(主にコガタアカイエカ)は日没後に活動が活発になるそうです。夕方以降外出する時は、長袖・長ズボンに加えて虫除けスプレーなどを使うのが良さそうです。

　何より、感染しても発症しないように体の免疫力を高めておきたいものです。
　免疫力を高めるには日頃の養生が肝心です。質の良い睡眠、旬の食材を腹八分で美味しく頂き、程よく体を動かす。これに尽きます。