腸活するなら菌活がお勧め

2024年05月21日（火）6:01 AM

　就活、終活、脳活、筋活、骨活、腸活、たん活…と◯◯活というのが一杯ありますが、5月24日は菌活の日です。きのこと言えばのホクト株式会社がテレビCMで初めて菌活という言葉を発信した日だそうです。

　日本に自生しているきのこは数千種類あるそうです。その中で食用可能なのは4～5百種類。え!?そんなにあるんですね。スーパーで見かけるのはせいぜい、椎茸、ぶなしめじ、舞茸、エリンギ、えのき、なめこ、マッシュルームくらいでしょうか。

　おきらくはきのこが結構好きで、良く使っています。味・香りも良いのですが、栄養バランス的にも結構お気に入りです。
　きのこは豊富にビタミンやミネラルを含んでいます。旨味成分もタップリなので、良いだしになります。

　また、きのこは穀類(オーツ麦、玄米、大麦、全粒小麦)に多く含まれるβグルカンも多く含んでいます。βグルカンは発酵性食物繊維の1つで、腸内細菌によって発酵し酢酸、酪酸などの短鎖脂肪酸が作り出されます。
　短鎖脂肪酸は腸内環境を弱酸性にする事で悪玉菌の過剰な増殖を抑える働きをしてくれます。
　それだけではなく、腸管の上皮細胞に働きかけ、腸管を守ったり、肥満や炎症、アレルギーの抑制が報告されているそうです。
　腸活の要に菌活ですね。

　発酵性食物繊維は豆類(大豆、小豆、ひよこ豆)に含まれる難消化性オリゴ糖、ごぼうに含まれるイヌリン、海藻類に含まれるアルギン酸などがあります。限られた種類の食べ物ばかり食べるのではなく、色々な食材を使った料理を腹八分、美味しく頂きたいものです。
　もちろん、体の健康を維持するには、質の良い睡眠、適度な運動を合わせた養生が大事です。