2020年01月07日(火)7:27 AM
寒中見舞い
寒中お見舞い申し上げます。厳しい寒さが続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
寒い日にはお風呂にじっくり浸かって温まりたくなります。
けれど、お風呂には良い事も沢山ありますが、弱点もあります。上手に浸かって気持ち良く過ごしたいものです。
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お風呂の弱点を3つあげてみます。
1つ目は水圧です。普段の気圧に加えて水圧が加わるので、これが体には結構な負担になります。健康な人なら何でもないような圧力かもしれませんが、体調を崩している時は結構なストレスだと思います。おきらくの御袋はお風呂に入ると疲れるとよく言ってました。
2つ目は冷えです。大先生の本「やまい一口メモ」には、風呂に入ると体の組織が緩んでいるところへ、風呂の温度より低い温度の外気が体に入り込み、その結果体が冷えるとあります。非常に疲れたり、熱のある時など、体の抵抗力が落ちている時は風呂に浸からない方が良いともあります。
ここまでは何だか疲れたなとか、風呂上りに風邪ひいたとかで済む弱点です。
でも3つ目は弱点というにはかなり深刻です。それは
入浴中の死亡事故です。家庭の浴槽での溺死者数全体の約9割が65歳以上の高齢者が占めており、
昨年末63歳になったおきらくには他人事じゃありません。クワバラクワバラ(って最近トント聞かなくなった言葉です)。
厚労省では浴槽での溺死は、体温上昇と低血圧によって意識が朦朧として湯船から出られなかったために、体温が上昇して熱中症になったことが原因であろうと考えているようです。
しかも入浴事故が多いのは、何と冬場。夏でもないのに熱中症とは・・・。
熱中症は体内に溜まった熱を体外に逃がすことができなくなっておきる症状です。体は上がり過ぎた体温を下げるために発汗という仕組みを持っています。体の中の水分が少ない時はその仕組みが上手く使えず、熱中症になりやすくなります。激しい運動や労働をした後や、二日酔いや下痢で体内の水分が減っている時なども十分な水分補給が必要です。発汗でミネラルも失われるので、ただの水ではなくスポーツドリンクなどミネラルを含んだ飲料水を選びましょう。
気持ち良くお風呂に入りたいけど、お風呂に入ると疲れてしまうという方。色々お手伝いさせて頂けることもあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
でも長湯する時はくれぐれもお気をつけて。
ところで、おきらくはここ数か月でにわかサウナファンになっていて、週に1回は温泉でサウナに入っています。サウナ室には一見普通のアナログ時計に見えて実は12分計が掛けられている所が多いようです。あまり物事を深く考えないおきらくはサウナには12分入るのがスタンダードなんだとばかり思っていました。最初の内は数分で我慢できなくなってたのですが、この1ヵ月程は10分程度は平気になりました。普通に湯船につかってもおきらくはかなりの汗をかくのに、10分サウナでの汗たるや凄いのです。入浴前にしっかり水分補給するよう心掛けたいと思います。
因みに、三島から車で20分ばかり南に下った函南町畑毛やもう少し南の伊豆の国市奈古谷にぬる湯の名湯があります。特に畑毛温泉の方の源泉は30℃前後とかなり低いのですが、加熱してある別の浴槽と交互に浸かってじっくりと温泉が楽しめます。ここだと1時間は楽勝で浸かってられます。おきらくはぬる湯も大好きです。
寒さもこれからが本番です。どうかお元気で乗り切られますよう心からお祈りいたしております
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この記事に関連するブログ
ハレの食事、ケの食事
*1 やまい一口メモ
小林詔司著
太陽出版
「やまい一口メモ
東洋的な健康観のすすめ」改訂版
健康について日常的に経験することと、それについて東洋医術の立場からの説明が書かれています。
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この記事を書いた人
Koji Wakio(
おきらく)
おきらく極楽にて
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武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(
極楽)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
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