2021年08月31日(火)5:54 AM
おきらくには小さな頃、母方の祖父宅(@長崎県長崎市野母崎)から鍼灸院へ通っていたという薄い記憶があります。それをもっておきらくは、小さい頃は病弱だったんだと思い込んでいました。以前勤めていた会社を早期退職して鍼灸学校に通っている時に親爺に聞いたら、
疳の虫が強かったからだそうです。
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「疳の虫」の疳というのは、子供の色々な病気を意味しているそうです。なぜ、虫かというと戦国時代には色々な病気の原因を体の中に入った虫だと想像していたからです。その中で「疳の虫」は現代では、夜泣きや癇癪(かんしゃく)等、主に子供の強い緊張状態を指します。その他の虫病は
針聞書という本の中で
ハラノムシとして60種類以上紹介されています。当時は現代と比べて衛生状態が良くなく、便の中に寄生虫を見る事はザラだったのでしょうか。そう言えばおきらくが小学生だった頃(50年程前)は、とても恥ずかしい
ぎょう虫検査をしてました。ぎょう虫検査は2015年迄で廃止されましたが、意外と近年まで腹の虫に悩まされていたようです。
まだ言葉を十分に使いこなせない子供は、自分の体調がおかしくても、それを大人に伝える方法がなく、癇癪を起こしてしまうのではないでしょうか。
さて、疳の虫の治療ですが、昔は寺や神社で虫封じの祈祷をして貰ったり、孫太郎虫等の虫を乾燥させたものを食べさせたりしたようです。
現代だと、ひや○○がん・うづ○○がん等の生薬系があります。
疳の虫の原因ははっきりしていませんが、対策なら幾つかあります。やさしく揺らしたり、歌を歌ってあげるのは結構効果があります。おきらくの愛娘も結構疳の虫が強かったのですが、ユーミンの「やさしさに包まれたなら」を歌いながら、揺らしてあげるとおとなしくなる事が多かったです。昼間だとベビーカーでお散歩か、ベビーシートに載せてドライブもかなり有効でした。
おきらく極楽には小さいお子さんを連れて治療に来られるお母さんもおられます。そんな時はおきらくの「やさしさに包まれたなら」が大活躍です。
もちろん
はりもとても有効です。小児鍼は刺さらない鍼を使って、皮膚にトントントンと触って刺激するものです。お子さんも気持ち良さそうにしてくれます。
ベビーシートで爆睡ッ!!
疳の虫、夜泣きでお困りの方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。
それにしても、
虫が入った慣用句は結構多いです。
虫の息、虫も殺さない、苦虫を噛み潰す、蓼食う虫も好き好き、飛んで火に入る夏の虫、獅子身中の虫、水虫、陰金田虫。それに、エヘン虫
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