これって五月病? ~果報は寝て待て~

これって五月病? ~果報は寝て待て~

2014年04月29日(火)7:08 AM
 ゴールデンウィークです!待ち遠しかったですか?旅行?片づけ?家族サービス?ひたすら寝る?楽しみにしている方から、やっと休めると思っている方まで様々ですね。
 ちなみにおきらく極楽は、ゴールデンウィークもいつもどおりで、特別な連休はありません。今のところ秋や冬の学会まで、連休の予定はありません。
 
 ところで、この連休の前後からでる、無気力、不安感、不眠、集中力低下、楽しめないなどの症状を五月病といいます。新入生や新入社員だけでなく、ベテランでも要注意です。なぜなら、この症状は自律神経失調症軽症うつ病適応障害などと呼ばれる病気の俗称だからです。
 本来5月は楽な時期なのに体調が悪いなら、4月に頑張りすぎて疲れがたまっているかもしれません。
 
 新学期、就職、配置転換、結婚、転居、喪失体験、自分でも気付かない何かなど、人は時に思いがけないきっかけや、あるいは思い当たるきっかけがなく、何となく調子が悪くなることがあります。
 五月病など、本来の調子がでない日が続くと甘えやなまけではないかと、本人も周囲も苦しむことがありますが、自分や誰かを責めても何も変わりません。何かの病気の前触れのこともあるので、不調が続いたら病院に行きましょう。本人に体調不良の自覚がないこともあるので、おかしいなと思ったら周りが勧めることも大切です。
 とりあえず様子をみましょうとか、症状を抑える薬だけで治る気がしないなど不調が解消しない場合、東洋医学という選択もあります。東洋医学は、体全体のバランスを整える伝統的な医学です。おきらく極楽では、本来の力を取り戻すためにはりきゅう(鍼灸)で体を調和します。
 
Rtoipe_mix 不調の時は、自分を振り返る好機です。私達は食べた物で体をつくり、運動し、睡眠によって回復します。もし、その基本的なことが乱れていたら、まずはそこを見直してみましょう。
 最初に見直したいことは睡眠、次に食事、そして運動です。
 睡眠は、脳と体の修復時間です。果報は寝て待てといいますが、寝ている間に健康はつくられるのです。良い睡眠の第一歩は、同じ時間に起きることです。
 休日は普段より遅く起きる方は、2つ損しています。睡眠は貯金できないので時間を無駄にすることと、睡眠リズムが乱れて翌日の起床が辛くなることの2つです。寝だめしたいのは、毎日の睡眠が足りない可能性があります。睡眠は一人一人違うので、少し伸ばしてベストな時間を見つけましょう。
 
 振り返れば私はずっと学生です。最初は楽しく学ぶつもりでも、気付けば睡眠は1~2時間!と無茶もしましたが、今では睡眠と食事が最優先です(笑)
 4月は放送大学の新学期でしたが、五月病にならないように大小の目標をたてました。この季節を乗り越えればアイスが待っているし、美味しいご飯の約束もある!と、食欲も励みの1つです(笑)
 
※「果報は寝て待て」の本来の意味は、因果応報の種が蒔かれたら、慌てず焦らず寝て待つくらいの気持ちでいよう、です。結果は天命、自分にできることは人事をつくすことです。
 

 

この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。


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