元気な『にこまる』君 地産地消 part4

元気な『にこまる』君 地産地消 part4

2014年07月29日(火)8:34 AM

 気が付けばいつのまにかセミの鳴き声がとてもにぎやかな季節になりました。暦上は『大暑(たいしょ)』、一年で一番暑い季節となりますが、実際にはまだこれからが暑さ本番。
 この時期、夏バテを防ぐためにウナギを頂くのが日本の風習ですが、このままだと世界のウナギの7割を消費している日本人は近い将来、夏バテを防止するのに何を食べたらよいのでしょう。何もコンビニでまでウナギを扱う必要はないだろうと思うのはおきらくだけでしょうか?ウナギを食べるのを少し減らし、それに代わる栄養価の高いものを食べて、元気に乗り切ってください。

 

 さて、今回は『白米より玄米? ~DM物語5 健康と食事~』で紹介した発芽玄米の話題です。

 

 発芽玄米がお勧めと書いた手前、『にこまる』君がどの程度元気に発芽してくれるのか、実験してみました。実験といってもRCT(Randomized Controlled Trial:ランダム化比較試験)ではありません。誰がやっても同じ結果になるとは限りませんので悪しからず。
HatsugaGenmai ジャジャーン。これが、浸水後一週間後の『発芽にこまる』君です。実際の発芽玄米は季節に依りますが、精々1~2日間。ここで一週間浸水したのはカウントしやすくするためです。
 実験に参加してくれた『にこまる』君は全部で129粒。見事ニョキニョキと元気に発芽したのが80粒、少々遅ればせなのが24粒、もう少し元気を出して欲しいなぁって感じのが25粒で、発芽率は81%でした。ゲンキ、ゲンキ!!こんなに元気力のある美味しいお米をありがとうございます。おきらくは幸せ者です。>生産者様。

 

 ところで、玄米食についてググッてみると、『健康に良い』説と『健康に悪い』説の両極に出くわします。糠に含まれているフィチンに関する誤解や発芽時の雑菌増殖の危険性など、色々な見解があるようです。

 

 『健康に良い』説の中でも魅力的な話は『原爆に勝った玄米と味噌汁』説でしょうか。「昭和20年8月9日の原子爆弾は長崎市内を大半灰燼にし、数万の人々を殺した。爆心地より1.8キロメートルの私の病院は、死の灰の中に廃墟として残った。私と私の病院の仲間は、焼け出された患者を治療しながら働きつづけた。私たちの病院は、長崎市内の味噌・醤油の倉庫にもなっていた。玄米と味噌は豊富であった。さらに、わかめもたくさん保存していたのである。その時私といっしょに、患者の救助、付近の人びとの治療に当たった従業員に、いわゆる原爆症が出なかった原因の一つは、「わかめの味噌汁」であったと、私は確信している。」と、秋月辰一郎医師の「体質と食物」(クリエー出版)に書かれているそうです。

 

 巨大な複雑系である生体と栄養素の関係なんて、そう簡単には明確にならないと思います。
 大事なのは、自分の感覚ではないでしょうか?
 美味しく食べられているか。食べたものから元気を貰っているか?など、食材を選ぶ基準はら自分の中にありそうに気がします。
 少なくとも発芽『にこまる』君はとても美味しいし、食べると元気がでるし、お通じも良くなるので言うことありません。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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