夏の飲み物 地産地消 Part5

夏の飲み物 地産地消 Part5

2014年08月12日(火)8:14 AM

 暦の上では8/8から既に秋。朝夕が涼しくなる頃と言うことなのですが、まだまだ暑いですね。この暑さ、何とかならないでしょうか?

 と言うことで、今回は夏バテ予防・暑気払い・食欲増進に効く夏ドリンクを紹介します。

Amazakex 『一夜酒 隣の子迄 来たりけり』小林一茶の俳句ですが、『一夜酒(ひとよざけ)』と言うのは最近大はやりの甘酒の事で、夏の季語です。酒粕で作った甘酒ではなく、ご飯と米麹で作った甘酒の事です。江戸時代は夏バテを防ぐ栄養ドリンクとして流行していたようです。だから一茶もお子さんに『甘酒できたよ』って声を掛けたら、一緒に遊んでいた隣の子まで一緒に来ちゃったよ、という日常を詠んだんでしょう。
 一茶以外にも甘酒を詠んだ歌が数多くあり、庶民に愛されていたエナジードリンクなんだなぁ、と思います。

 Wikipediaによると「甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれているが、これらの栄養はいわゆる栄養剤としての点滴とほぼ同じ内容であることから、『飲む点滴』と称されることもある」、と書かれています。


 今回の地産地消シリーズは極楽先生のお勧めで、株式会社伊豆フェルメンテさんの『純あま酒』をゲットしました。
美味しそ~。開けるのがとても楽しみです。

 

 お次は暑気払いドリンクです。
 おきらくの生まれ故郷、関西なら躊躇いなく『冷し飴』です。子供の頃は小さなコップ一杯が数円で飲めました。これをキューッと空けるとヒヤーッとしてとても気持ちが良かったものです。
 おきらくがそんなに懐かしがる『冷し飴』って何だか分かりますか?水飴をお湯で溶かして、そこに生姜の絞り汁を加え、思い切りキンキンに冷やしただけのシンプルな飲み物です。昨年の夏に作ったジンジャーシロップよりずっと簡単です。
 体質にもよるでしょうが、生の生姜の効能は『解表』、つまり皮膚の血管を拡張して汗が出やすくなるので、体温を放出しやすいと言うことでしょう。

 

 そして食欲増進ドリンクですが、以前紹介した赤しそジュースが良いです。
紫蘇は食中毒で死にかけていた若者を、古代中医学の名医・華佗が治療した時に使った生薬として知られており、ビタミンB、カルシウム、カリウム、鉄分などが含まれています。体内でEPA・DHAに変換されるα-リノレン酸という必須脂肪酸も含まれており、血行改善効果があります。また赤紫蘇にはアントシアニンが豊富で、眼の疲れにもグッド。紫蘇特有の香りの元である、ペリルアルデヒドは、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させるほか、健胃作用や食中毒の予防にも効果があるそうです。

 

 アイスやかき氷も夏の定番だとは思いますが、昔から愛飲されていた身体に優しいドリンクを一度試してみてはいかがでしょうか?

 

GenmaiAmazake そうそう。おきらく極楽では早速手作り甘酒に挑戦しました。
材料はもちろん大好きな玄米『にこまる』君です。
朝、玄米粥に米麹を混ぜ、炊飯器で6時間ほど低温保温するだけで出来上がるので、おやつ時にピッタリです。玄米だから香りと舌触りが市販の甘酒とは違います。玄米粥はあらかじめフードプロセッサでペースト状にしてありますが、やはり種皮の食感はシッカリ感じられます。市販の甘酒より甘みは少ないですが、すりおろし生姜を投入すれば、かなりいけます。糠に含まれている栄養素が多い分、おきらくとしては玄米甘酒が結構お勧めかも。

 

 勿論はりきゅうも体調を整えることで夏バテ予防・暑気払い・食欲増進のお役に立てます。上の夏ドリンクでも今一つかなぁと思ったら、おきらく極楽にどうぞお越しください。もしかしたら、お手製の玄米甘酒もあるかもしれませんよ。

 

この記事に関連するブログ

生姜蜜で夏バテ知らず ~ジンジャーシロップ作りました~
赤しそジュース
かぜの正式名称は「かぜ症候群」
白米より玄米? ~DM物語5 健康と食事~
元気な『にこまる』君 地産地消 part4

この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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