突発性難聴とか、聞こえについて

突発性難聴とか、聞こえについて

2017年03月21日(火)7:37 AM

えっ、な~に?


 聞き間違いってありますよね?先日「別居ですか?」と聞かれ、凄く驚きました。ほぼ知らない方だし、誰と別居している想定なのか見当もつかずに当惑していると、もう1度「勉強ですか?」と。
 ああ勉強かと分かっても、単なる顔見知りの方と会話を続けるだけの機敏力が無く、言葉の代わりにニッコリやり過ごしてしまいました(笑)
 
 聞こえないというのは、不安な気持ちになりませんか?たまになら誰でもありそうですが、突然聞こえなくなったり何度も聞き返すことが増えたら?理由は幾つか考えられますが、音を認識する感覚(聴覚)の不調もその1つです。
 いわゆる難聴は、音を集めて電気信号に変えるや、電気信号を脳に伝える聴覚神経の障害による聞こえの悪さをいいます。聴覚のどの段階で難聴を生じるかによる区分(伝音性難聴、感音声難聴、混合性難聴)と、聞こえの程度の区分(軽度難聴、中等度難聴、高度難聴、重度難聴)があります。
 例えば突発性難聴、メニエール病、騒音性難聴、中耳炎などの病名はありますが、原因が分からない病気が多いことは他の病と共通しています。その治療が、対症療法が多いのも同様です。
 東洋医学は難聴という1つの症状だけでなく全身の状態をみるので、突発性難聴にこのツボということはありませんが、おきらくに来られる方をみていると疲れを溜めすぎているなと感じることが多いです。
 はりきゅう(鍼灸)の効果は一様ではありませんが、すぐに耳の調子が良くなる方もいるし、なかなか効果があがらない方もいます。突発性難聴の1/3が治癒すると一般的な治療指針に書いてありますが、全員を治せない歯がゆさはある意味どんな病にも共通し、医療人なら誰でも切なく感じていることだと思います。
 ところで突発性難聴ですが、これは原因が分かっていません。症状がでた時のことを覚えているほど突然、聞こえの違和感(耳が詰まった感じ、聞こえづらい)が生じ、耳鳴りやめまいや吐き気を伴うこともあります。原因や機序は不明でも、治療は早ければ早いほど治る率が上がります。神経細胞は皮膚のような再生が望めないため、神経が死滅しないようにする必要があるからです。
 突発性難聴でどんな治療を選択するかは人によって違うと思いますが、はりきゅう(鍼灸)に高い効果があるもののおきらくでは病院との併用をお勧めしています。急性期の治癒率1/3を更に高くすることと、病院の治療が終わる慢性期以降の改善にはりきゅう(鍼灸)を役立ててほしいと思います。病院は耳に特化して治療しますが、東洋医学は体の調和を目指します。病に対する見方が違うので、治癒に対する可能性が広がると思います。
 
 聞こえない、聞こえにくいというのは、とても不安なことだと思います。長年の難聴が改善する確率は高くないと感じますが、簡単に改善することもあり、徐々によくなる場合もありと、千差万別です。
 難聴に限らず改善できる不調もあるので、健康について疑問に思うことがあるなら、お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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