自分の足で歩きたい

自分の足で歩きたい

2017年03月28日(火)7:27 AM

ホラ立てた

 先日、高齢者施設を利用し始めて半年ほどの方とお話しさせて頂く機会がありました。施設を利用する前は、自宅でお一人で生活されていたので、なんでも自分でする必要があり、一日中体を動かしておられたそうです。
 ところが施設を利用するようになると、三度の食事は上げ膳据え膳、お掃除はして貰える、洗濯ものは綺麗に畳んだものを届けて貰える、でメッキリ体を使わなくなったそうです。
 そして気が付くと、しゃがんでしまうと立ち上がれなくなっていたとのこと。
 
 おきらくの親爺も入院する前は一人暮らしだったので、ガンで体力が削がれてたいそう辛かったのですが、動かないわけにいかず、辛くてもとにかく動いていました。ところが、入院後はたちまち立っていることすらままならなくなりました。
 
 体は使い続けないとあっという間にさび付きます。例えば寝たっきりでいると、はじめの4〜5週間は1週間につき最初の筋力の10〜15%ずつ減少し、さらにその後も弱くなってゆくらしいです。高齢者に限ったことではありません。体を鍛えた宇宙飛行士も、宇宙船の中でトレーニングをするようになるまでは、無重力空間に長期間滞在したのち、地球に戻って来てまともに歩けなかったことからも分かります。
 これって、凄く怖いです。仮に最初の筋力の10%ずつ5週間にわたって減少し続けると、計算上は元の筋力の半分になってしまう計算になります。逆の見方をすれば、元の体重の倍の重さを支えないといけない、と考えると本当に恐ろしいことです。
 筋力を維持するためには、最大筋力の20~30%を使っていれば良いそうです。日常生活の中で充分に維持出来そうな範囲です。少なくとも、椅子に座った状態やしゃがみこんだ状態から立ち上がれないことには、どこにも行けなくなってしまうので、最低限、立ち上がりはクリアしたいものです。
 
 いつまでも自分の足で歩きたいという方は日常生活の中で出来るだけ体を動かしましょう。
 何から始めていいか分からない、痛みや不調があってしたくてもできないという場合は、お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることは沢山あります。おきらくにお問い合わせください。
 
 健康のためには、体を動かすだけでなく、体を維持するための食事も大事です。できれば住んでいる土地で採れた旬のものを美味しく頂くのが良いと思います。
 
 ところで、大阪出身のおきらくはずっと納豆を食べられませんでしたが、「鶴の子納豆」を頂いてから納豆の美味しさに開眼しました。おかげさまで料理のバリエーションが増えました。玄米と納豆の組み合わせは抜群です。
 ということで、2か月ほど前からおきらくランチのメニューに○色納豆丼が追加になりました。○はトッピングの数です。例えば最近作った納豆丼は、刻み茗荷、刻みスプラウト(ブロッコリー)、しらす干し、鰹節、けさたまの温泉卵をトッピングした五色納豆丼。茗荷の爽やかさ、スプラウトのシャリシャリ感、しらす干しの潮の香り、鰹節の懐かしい旨味、温泉玉のネットリ感が納豆のネバネバと絡みあってとても美味しいです。勿論ご飯は雑穀玄米ご飯です。そして茸と海藻たっぷりの摺り胡桃味噌汁。海の幸、山の幸、空の幸のハーモニーを美味しく頂きました。
 苦手を克服するには、良いものを頂くに限るという勉強をさせてもらいました。
 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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