がんばれ腸内細菌!!

がんばれ腸内細菌!!

2018年04月24日(火)6:24 AM

スッキリ!!

 先日の静岡新聞夕刊に「便は口ほどに物を言う」という記事がありました。言わずと知れた「目は口ほどに物を言う」のもじりです。ざっくりまとめると、便の状態は腸の状態をあらわしているので、便をもう少しよく観察しましょう、という内容です。

 大先生の本のには次のように書かれています。

『大便で注意することは、量、形、色、臭い、そして回数です。一度の量は多いほどよく、形は太く切れないものほどよく、色はほどよい黄色がよく、臭いはいつも同じなのがよい状態です。また一日一度の排便が標準です。(中略)必ず観察を忘れないようにし、異常がみられたらここ一、二日の生活内容を反省し、原因を確かめるべきです。』と。
 シゲシゲと見るのも気恥ずかしい感はありますが、おきらくの場合玄米が消化しきれていない時は良く噛まないで早食いしてしまったとか、日頃の食生活を振り返ることもできるので、観察は大事だなと思います。
 ちなみに便の内容物は、通常70~80%程度が水分です。残りの固形成分のうち1/3が食物のカス、1/3が剥がれ落ちた腸粘膜、1/3が腸内細菌です。バナナくらいの便だと、1,2センチ程度が食べ物のカスという計算になります。早食いしても胃腸は頑張ってくれているんだと感謝します。胃腸に負担を掛けないようにしっかり噛まねば。

 
 ところで腸内細菌と言えば、8年間塩分を除いてはフルーツ以外飲み食いしていないという男性がテレビ出演していました。なんでも空気中の窒素からタンパク質を合成できる腸内細菌がいるとのこと。マメ科の植物と根粒細菌のような関係がなりたっているのでしょうか?でも十数年青汁しか飲んでいない人もいるようですし、不思議を通り越して凄いとしか言いようがありません。
 食生活が腸内細菌叢を決めているのか、あるいは逆に腸内細菌叢がホストである人間の好みに影響を及ぼしているのか分かりませんが、凄く興味深いです。
 自分の腸内細菌がどんなものか分かりません。でも、変な表現ですが頭がではなく、体が食べたいと心から思っているものが体(と腸内細菌?)にとって本当に必要な食べ物なんだろうと思います。
 おきらくもたまにはカップ麺などを無性に食べたくなりますが、孤独のグルメの五郎さんのように自分の腹が本当は何腹なのかよく考えて食べるようにしたいと思います。もちろん、たまには体の声を裏切って頭まかせにカップ麺を食べることも許そうと思います。
 
 さて、毎度同じ結論になりますが、地産の旬な食材を美味しく頂き、楽しく体を動かし、一日の疲れを残さないよう、快適な睡眠を取るのが健康にとって一番だと思います。
 そして、ずっと健康に過ごすためにはりきゅう(鍼灸)がお役に立てることは沢山ありますので、おきらくにお問い合わせください。
 
 ちなみに、記事にはほかにも、一杯もじりがありました。「病は便から」「転ばぬ先の便」「便を知って十を知る」。そこで、おきらくも早速もじってみました。「便の便り(風の便り)」「便より証拠(論より証拠)」「出た見た嗅いだ(来た見た勝った)」。

 

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*1 やまい一口メモ

 小林詔司著
 太陽出版
 
「やまい一口メモ
東洋的な健康観のすすめ」
 
健康について日常的に経験することと、それについて東洋医術の立場からの説明が書かれています。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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