2020年05月12日(火)6:01 AM
今日から1週間は医療と関係の深い記念日が多いです。今日5/12が看護の日(ナイチンゲールの誕生日)、5/14が種痘記念日、5/17が高血圧の日、生命・きずなの日。そして5/18がサロンパスの日で、発売元の久光製薬株式会社が「コ(5)りイヤ(18)す」の語呂で登録したものです。
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どなたか湿布を
貼って頂けませんか?
サロンパスの日があるなら、トクホンの日もあるかと思ったら、これはありませんでした。子供の頃からサロンパスやトクホンは馴染みの深い湿布薬でした。あの独特の香り。銭湯に行けばお年寄りの肩や腰には必ずと言って良い程貼られていました。おきらくは少林寺拳法や合気道で関節を傷めることが多かったので重宝してました。鍼灸治療に出会ってからは全く使ってませんが。
ところで、コロナ対策でおウチ筋トレをしてる方は筋肉痛など出てませんでしょうか?
湿布薬は今や多くの種類があります。貼るタイプ、塗るタイプ、スプレーするタイプ。貼るタイプのものは、貼る部分が白くてポヨポヨしたパップ剤と、肌色で良く伸びるテープ剤の2種類。パップ剤の粘着力は強くないので、良く動く部分に貼るならテープ剤が良いと思います。更に温感湿布・冷感湿布という種類にも分けられます。実際に温めたり冷やしたりするのではなく、薬の作用で温かく感じたり、冷たく感じたりするものです。尤もパップ剤の方は水分を含んでいるので、気化熱で患部を冷やす効果はあるでしょう。
痛みが出たら先ずは冷やすようにとよく聞きますが、実際どうでしょう?打撲などで腫れがどんどん酷くなっていくような怪我は確かに最初は冷やした方が良いと思います。けれど慢性的な疲れが高じて出て来る痛みの場合、筋肉が疲れて凝り固まり血行が悪くなっています。決して突然悪くなったわけではありません。冷やすとますます血行が悪くなってしまうでしょう。こういう場合は温めた方が良い事が多いです。
分からない時は体に聴くのが一番です。簡単なのはお風呂に入った後の方が痛みが軽くなったり動きが良ければ、温めて血流を良くするのが良いと思います。逆に水で濡らしたタオルを絞って痛い所に当て、痛みが軽くなったり動きが良くなるようなら冷湿布(濡れタオルで十分)が良いかもしれません。
おきらくのお薦めはレンチンタオルで温冷湿布する方法です。方法は簡単。濡らしたタオルを電子レンジで火傷しない程度に温めて気になる所に当てます。数分で冷たくなるので、またレンチンして数回繰り返します。
湿布薬を貼る場合に気を付けないといけないのは、薬である以上必ず副作用があるという事です。例えば多いのは発疹、かぶれ。また含有している薬の種類や使う枚数によっては光線過敏症、胃の不快感などもあります。市販薬を買うときは薬剤師さんに相談するのが良いと思います。
またテープ剤の場合は剥がす時に気を付けて下さい。ベリベリっと剥がすと免疫最前線の角質がとれてしまいます。ソローリソローリと剥がしましょう。
因みに動かして痛みが出るのは筋肉の痛みであることが多いです。この場合、痛みがあるため動かしたくないものですが、動かした方が早く良くなる事が多いです。と言っても、痛みを堪えてでも動かすという訳ではありません。
例えば腰が痛いなら直接腰を動かすのは痛みがある程度引いた後です。最初は腰から遠い所、例えば足首をブラブラさせる事から始めます。腰の痛みがマシになったら、膝、股関節と徐々に腰に近い所を動かすようにします。腰の痛みが随分マシになったら、いよいよ腰を動かすのですが、動かす範囲は最初は小さく、徐々に大きくしていきます。大きく動かしても痛みを感じなければ、予防のために日頃からストレッチを行います。
自分ではうまく痛みが取れない方は、色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせください。
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