2021年09月28日(火)6:11 AM
胆嚢炎ってご存知ですか?おきらくがお勤めしていた頃、胆嚢炎を発症した仲間が3人いました。100人位の中で3人なので、結構な人数のような気がします。皆、お腹の激痛を訴えていました。
胆嚢炎は胆石症に感染が加わって起きる胆嚢の炎症です。90~95%は胆石が原因だそうです。
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胆嚢というのは肝臓の直ぐ下にある袋状の臓器で、胆汁を濃縮して溜めておき、必要な時に排出する働きをします。胆汁は肝臓で常時作られている消化液で、主に脂肪を乳化させる働きがあります。胆石というのは、その胆汁の成分が固まって石状になったもので、女性、肥満気味の人、中高年の人、糖尿病の人、脂質異常症の人、低栄養の人、血縁者に胆石患者がいる人等に多いそうです。
日本人の場合、20人に1人は胆石があるという事なので、胆石というのは結構ポピュラーなものなんですね。胆石があっても自覚症状が無い事も多いようです。
胆石が胆嚢の出口を塞いでしまい、胆嚢に胆汁が溜まり、内圧の上昇と胆汁による粘膜障害が起きてしまいます。脂肪分の多い食事の後20分~2時間程で痛みが出るのは、胆汁を排出しようとした時に胆石が移動し、出口が塞がるからでしょう。この痛みは数十分~3、4時間程度持続します。ここまでは胆石発作というものですが、二次的に細菌感染をすると胆嚢炎が発症します。
胆石が出来る理由はまだはっきりとは分かっていません。ただ肥満、糖尿病、脂質異常、低栄養等の危険因子に関しては、バランスの取れた腹八分目の食事と、程良く体を動かして体重をコントロールするのが良さそうです。だとしたら、養生を続ける事で胆嚢炎を予防できそうです。
また既に胆石が出来ていても、脂肪分の少ない食事にすれば痛みの発生を抑える事が出来るので、少ない量から試してみたいものです。
腹八分が大事っ!!
養生と言われてもよく分からないという方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。
因みに、おきらくがお勤めしていた頃に胆嚢炎を発症した仲間の内1人は腹腔鏡を使って胆嚢摘出を行ったと記憶しています。胆嚢って、取っても大丈夫なんだとその時初めて知りました。でも、出来れば体に刃は入れたくないですよね。養生して健康に過ごしたいものです。
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