2023年06月20日(火)6:43 AM
5月29日に梅雨に入って、3週間。その間2日に1日は雨です。鬱陶しいと言えば鬱陶しいですが、雨が降らないとそれはそれで困ります。
雨の日でも楽しめる事を普段から探しておきたいものです。
折りたたむ
ここ
三島市の不快指数は結構シビアで、「ほぼ半数/ほとんどの人が不快に感じる暑さ」という状態が続いています。
この時期、気温だけでなく、湿度、気圧の変化も頻繁であり、自律神経が乱れがちです。また日照時間の減少により
セロトニンの分泌が減少し、精神状態が不安定になります。また睡眠ホルモンである
メラトニンはセロトニンが原料になるので、睡眠状態も不安定になってしまいます。
こうした様々な要因が気分を落ち込みやすくし、うつ症状を引き起こしやすくなってしまいます。こうした症状を感じる方は結構多いのではないでしょうか。
うつ病の原因はまだ明確になっていませんが、最近おきらくの興味を引いた記事が2つありました。
1つは今年の4月に京都大学から
「ストレスに強い脳と弱い脳のメカニズム解明~うつ病の脳のしくみ解明へ前進~」という研究成果が報告されました。
報告によると、うつ病患者の大脳の前帯状皮質で発現するFosタンパク質が低下している。ストレスに弱いマウスでは、前帯状皮質の神経活動が著しく下がっており、Fosタンパク質が顕著に少なかったそうです。そこで、Fosタンパク質を人為的に増やす神経活動操作を行うとストレスに強いマウスになったそうです。
もう1つは今年の5月に東京慈恵会医科大学から発表された
ヒトヘルペスウイルス6(HHV-6)原因説です。
発表によると、HHV-6は小児期に感染し、ほぼ100%のヒトで潜伏感染しているそうです。潜伏感染中のHHV-6は唾液中に最も多く存在し、鼻腔から嗅球に達し潜伏感染し、そこでSITH-1遺伝子とSITH-1タンパク質を産生します。
実験的にマウスの嗅球で SITH-1 を発現させると脳のストレス が亢進し、うつ状態になったそうです。
おきらくが会社勤めをしていた時も、数人の同僚がうつ病になり、長い期間苦しんでいました。その原因がはっきりしそうな感じで、期待してしまいます。
ところで、東洋医学には「
心身一如」という言葉があります。心と体は表裏一体。心が傷めば体も調子を崩すし、体が病めば心も痛む。というのが東洋医学の考え方です。どのような病気でも体の調子が良くなれば、心も一緒に良くなって行くと考えるのが東洋医学です。
おきらく極楽にお見えになった方にお伝えしている正體術と
自律訓練法の組み合わせは体の力を抜くのにとても簡単な方法で体を楽にできます。おきらくのお勧めです。
ストレスが掛かっていると、睡眠、食事、運動などに悪影響が出ることが多いです。養生の3本柱なので、是非養生を続けたいものです。
パニックっ!!
最近沈みがちだという方。体を楽にするために色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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この記事を書いた人
Koji Wakio(
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おきらく極楽にて
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