2023年06月13日(火)6:03 AM
神経症って、どんな病気でしょう?「ニューローシスneurosis」が語源で、ニューロ(神経)とシス(症)を組み合わせたもので、神経の病を意味していたそうです。「ノイローゼ」も神経症の事ですが、これはドイツ語で、明治時代の西洋医学はドイツから入ったので、ドイツ語が使われているのです。
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でも、今は神経症という言葉は医療界では使われていないそうなのですが、精神疾患の中の分類でいうと、心因性のものらしいです。脳梗塞や脳出血など脳そのものに外傷や炎症による変化がある外因性の精神疾患。統合失調症やうつ病、双極性障害のような原因不明の内因性の精神疾患。その他の心理的な原因で起きるのが心因性の精神疾患だそうです。
皆さん経験ないですか?人前で話をしようとすると顔が赤くなったり、出掛ける時にガスの元栓を何度も確認したり。あるいは精神的なストレスで、疲れやすい、めまい、頭痛、肩こり、下痢、便秘、冷え、発汗等の自律神経症状が出たりする等です。
おきらくは小・中学の頃は赤面症がありました。高校の頃は排尿恐怖(尿は溜まっていて出したくて仕方ないのに出ない)。会社に勤めていた一時期、玄関のドアの鍵を何度も行き来して確認しないと気が済まない強迫症もありました。
確かにこうした症状はどれも心理的な事が原因になりそうです。おきらくの場合それ程酷い症状ではなく、たまに生じるだけだったのですが、こんな事がずっと続くのは大変困ります。背景に思わぬ病気が隠れている場合もあるので、早めに受診したいものです。
ところで、東洋医学には「
心身一如」という言葉があります。
西洋医学は「我思う故に我あり」で有名なデカルトが「心身二元論」を提唱して以来、心と体を分けて考える事を基本にして発達して来ました。
それに対して、東洋医学では心と体は表裏一体。心が傷めば体も調子を崩すし、体が病めば心も痛む。というのが東洋医学の考え方です。
心因性の病気でも体の調子が良くなれば、一緒に良くなって行くと考えるのが東洋医学です。
ストレスが続くと、それだけでも体には凄い負担が掛かります。そして、ストレスが掛かっていると、体の緊張が高くなりますが、それがまた体にとっては大きなストレスになってしまいます。
そんな状態から楽になるためには、体の力を抜く事が大切です。力んでないと思っていても、実はかなり力が入っている事が多いのです。体の力を抜くには積極的に抜く事を意識しないとなかなか抜けてくれません。
おきらく極楽にお見えになった方にお伝えしている正體術と
自律訓練法の組み合わせは体の力を抜くのにとても簡単な方法ですが、自律訓練法や
軟酥(なんそ)の法だけでも結構楽になれます。体が楽になれば心も楽になれます。おきらくのお勧めです。
ストレスが掛かっていると、睡眠、食事、運動などに悪影響が出ることが多いです。養生の3本柱なので、是非養生を続けたいものです。
パニックっ!!
ストレスで体がカチカチになってしまったという方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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おきらく)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(
極楽)
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鍼灸治療中。乙巳年。
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