2023年09月05日(火)5:59 AM
来る9月11日は「たんぱく質の日」だそうです。株式会社明治がたんぱく質摂取不足は、こどもの体力低下、女性の栄養不足、中高年の基礎代謝の低下、高齢者の動きにくい体など、健康リスクの因子となることから、多くの人にたんぱく質摂取の大切さを知ってもらう事を目的に制定したそうです。
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体重60kgの成人の場合、水分:62.6%、たんぱく質:16.4%、脂質:15.3%、ミネラル:5.7%、糖質:1%未満と、水分を除くと半分近くがタンパク質です。
筋肉(骨格筋、心筋、内蔵や血管壁の平滑筋)がたんぱく質で出来ているという事は誰でも直ぐに気がつくと思います。
他には、例えば骨は鉄筋コンクリートに例えられる事が多いですが、コラーゲンというタンパク質の鉄筋と、カルシウム等のコンクリートから出来ています。
まだまだあります。肌、髪、爪、
ホルモンや酵素、免疫物質等もたんぱく質で出来ています。
人間の体は37兆個の細胞から出来ていると言いますが、例えば細胞膜にもたんぱく質が含まれています。生命活動の中心を担っているのがたんぱく質です。
たんぱく質が十分に摂り入れられないと、どのような不都合が生じるでしょうか?
筋量低下、基礎代謝低下、冷え、骨がもろくなる、肩こり、腰痛、肥りやすい、肌のハリがなくなる、枝毛・切毛など髪のトラブル、体のむくみ、貧血、疲れやすい、集中しづらい、免疫力の低下、体調を崩しやすい等々。
特に高齢者のたんぱく質不足は老化スピードを上げる事になってしまいます。
一般的に60歳を超えると、筋肉量の減少が加速します。そこにたんぱく質不足が重なると、筋肉が衰え、運動機能が低下します。体を動かさないと、更に筋肉が減少するため、フレイルが加速してしまいます。
現代人のたんぱく質摂取量は戦後の1950年と同水準まで落ち込んでいるそうです。
厚生労働省による、1日のタンパク質の食事摂取基準は以下の通りです。
- 男性 15〜64歳が65g、65歳以上が60g
- 女性 12〜17歳が55g、18歳以上は50g
たんぱく質は色々な食材に含まれていますが、大事なのはアミノ酸スコア。体内で合成できないアミノ酸9種類全て含まれるアミノ酸スコア100の食材なら、単体でバランス良くたんぱく質を補給する事が出来ます。大豆製品、肉類、魚類、卵、牛乳等を毎食取り入れたいものです。
卵焼き、ナイスッ!!
最近食欲が無いなぁという方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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