2023年08月01日(火)7:45 PM
若い世代でも60歳代と同程度の
フレイルの方が見られるという調査があります。
フレイルというのは、「加齢により心身が老い衰えた状態」の事です。フレイルの状態になると、死亡率の上昇や身体能力の低下が起きるそうです。また、何らかの病気に罹りやすくなったり、入院する等、ストレスに弱い状態になっているそうです。
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大阪府の摂津市で行われた調査の結果、
40歳代~50歳代でも60歳代と同程度のフレイルの方が見られるという事が分かっています。
国立長寿医療研究センター 介護予防ガイド 通常版の25ページの表5に簡易フレイルインデックスという質問表があるので、気になる方はご覧下さい。1~2項目が該当する場合はプレフレイル、3項目以上該当する場合はフレイル。フレイルを有する場合、その後の2年間で要介護認定をするリスクが高いと報告されています。出来る事なら最後の最後まで自分の力で生きていきたいと思ったら、フレイルは何としても避けたいものです。
フレイルの状態の中で筋肉に着目した概念がサルコペニアです。サルコペニアとは筋肉が減少して、歩行速度が低下している状態です。サルコペニアには加齢によるものと、病気に伴って生じるものがあります。
筋肉量が低下しサルコペニアを起こすと、体の機能が低下し、活動量が減ります。するとお腹が減らないので食事量が減り、栄養不足の状態になってしまうと、更にサルコペニアが進むという悪循環に陥ることになります。
まだ動けるうちにサルコペニアを予防したいものです。そのためには栄養、運動、休息の養生3本柱が重要になってきます。
ところが運動しないといけないと思っていても、出来ないのが運動です。
筋肉量を維持するのは非常に大切なので、1日5分程度でできる
筋トレから始めたいものです。
おきらくのお勧めは、体全体の筋肉の約60%~70%を占める下半身の筋トレ、スクワットです。
筋力だけではなく、
持久力も身に付けたい方には
タバタトレーニングがお勧めです。もともとタバタトレーニングはスピードスケートのオリンピックを目指す選手が取り入れた、とてもキツイトレーニングです。20秒間最大限の力とスピードで自転車を漕ぎ、10秒間休む。このペアを6、7回もやると脚が回らなくなる程の疲労度の高いトレーニングです。
プロ級やオリンピック級のアスリートや、かなり運動量の豊富な方向けのトレーニングです。
一般人はそこまで強い刺激ではなく、スクワット程度で20秒運動・10秒休憩の繰り返しを上限8回で試してみたいものです。
走るの大好きっ!!
最近歩くのも辛いという方。治る力を元に戻すために色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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