動物性ビタミンK

2024年11月26日（火）5:38 AM

　最近知ったのですが、ビタミンKには色々な種類があるそうです。
　学校では血液の凝固に必要なビタミンで、緑黄色野菜に含まれていると習ったような記憶があるのですが、完全に聞き飛ばしていたのかも…

　植物性食品に含まれているのはビタミンK1と呼ぶそうです。1929年に発見され、1939年に植物から単離されたそうです。血液の凝固に必要なビタミンです。
　それに対して、ビタミンK2という種類があって、1958年に発見されたそうです。こちらは動物性食品に多く含まれるメナキノン-4と、納豆に含まれるメナキノン-7があります。
　また私たちの体の中で腸内細菌がビタミンK2を作ってくれているそうです。
　ビタミンK2には血液凝固作用・骨形成を促す作用・動脈石灰化の防止の働きがあるそうで、特に高齢者にとってはとても大事なビタミンと言えます。

　ビタミンKは他の脂溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)と違って、体内に蓄積されにくいので、常に食物から取り入れる必要があります。ただ、様々な食品中に含まれている上、腸内細菌が作り出してくれるので、欠乏症は殆ど起きないそうです。

　ビタミンKの欠乏症としては、出血しやすかったり、血液凝固に時間が掛かる、骨粗しょう症になる等があります。腸内細菌を殺してしまう抗生剤の投与や、脂溶性ビタミンの吸収に必要な胆汁が出ない場合や、腸内細菌叢が悪くなる高齢化が欠乏症の原因となります。

　ビタミンKを多く含む食品を参考に、献立を考えたいものです。何よりも納豆はビタミンK含有量が抜群に多いので、是非頻繁に頂きたいものです。

　養生3本柱(睡眠・食事・運動)の1つである食事、とても大事です。色々な種類の、数多くの旬の、そして出来れば地場の食材を頂いて、元気に過ごしたいものです。