インフルエンザの流行前に ~そろそろ予防接種~

インフルエンザの流行前に ~そろそろ予防接種~

2016年10月18日(火)6:10 AM
そろそろ見頃かなぁ、仙石原

そろそろ見頃かなぁ、仙石原

 秋も深まりまもなく霜降、といってもお肉ではありません(笑) 霜降(そうこう)は二十四節気の1つ、初霜が見られる頃です。次にくるのは立冬、あっという間に冬ですね。
 
 寒くなると喉や咳のトラブルが多くなってきますが、インフルエンザもそろそろ気になる時分になってきました。
 例年、インフルエンザのピークは12~3月くらいと言われていますが、早い時は11月から流行りだし、5月頃に終息を迎えます。静岡県でも全国の動向と大体同じなので、そろそろ予防接種どうしようかと悩む時期です。
 予防接種と比べるのは不適当かもしれませんが、万が一の火災保険や車の保険と同じように、個人的には可能な予防策を敬遠する理由はないと思います。ただ、どんなものでも長所と短所があるので、自分と家族と仕事などの状況を加味して考えるのが大切です。
 インフルエンザの予防接種を躊躇するのは、インフルを完全に予防できない、一定の健康被害のリスクがある、といったところでしょうか?でも迷うのは、小さい子供がいるから?病気の家族?人と接する仕事?試験があるから?
 予防接種には一定の年齢で受けることを推奨されるものとそうでないものがありますが、それらは予防接種法で決められています。この第2条に「この法律において「予防接種」とは、疾病に対して免疫の効果を得させるため、疾病の予防に有効であることが確認されているワクチンを、人体に注射し、又は接種することをいう。」とあるように、予防に有効であることは国が保証しています(と読めます(笑))。
 でも、インフルエンザの予防接種はインフルを防げません(笑) けれど大切なのは、インフルの症状が無い、軽い、重症化しないことと、周りにうつす確率を減らすことです。
 インフルエンザは命を脅かす感染症なので、重症化させずに治ることが大切です。特に子供やお年寄りなど、体内に侵入したウイルスに対抗する仕組み(免疫)が上手く働かない場合、こじらせて重症化することがあります。あらかじめワクチンを接種しておくと、重症化リスクが低くなります。
 ウイルスの予測が完全一致しないから効かないのでは?という不安も聞きますが、効果があることはいくつかの研究で実証済みです。
 子供は大人ほど接種の効果はでませんが、大人より重症化しやすいのでリスクを減らすことは大切です。6か月以上なら接種できるし、妊娠中のお母さんが接種すると生まれた赤ちゃんにも予防効果があります。また、他の家族が接種すると、子供のリスクを減らすことができます。
 
 一定以上の人が予防接種をすると、病気を防いだり軽くすませるだけでなく、みんながその病気にかかりにくくなり、自分や家族のためにもなります。
 でも一番に優先すべきは、自分の健康だと思います。どんなに優れたワクチンという武器があっても、戦いの主役は自分なのですから。基本は規則正しい睡眠、食事、運動です。
 今のうちにもっと健康になりたいなら、お近くのはりきゅう(鍼灸)院でお手伝いできることがたくさんあると思いますので、おきらくにお問い合わせください。
 そうそう、インフルエンザに限らず予防接種を含む感染症全般について相談窓口もあるので、何か心配があったら電話 03-5276-9337 (午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く))という手もあります。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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