むくみと水分補給

むくみと水分補給

2018年06月26日(火)6:02 AM
 梅雨?晴れた朝は夏のよう、雨の日は強弱が激しくて不思議な感じです。ここ何年か昔と違う感じの梅雨で、自分が子供の頃に過ごした6月の風景自体が幻か本の出来事だったような気がします。
 今を学んでいる子供達は、この梅雨が標準になるんでしょうか。シトシトと降り続ける細い雨を連想できない言葉になる、感慨深いです。
 
 ところで季節柄、むくんでいる方が多くなりました。「水の飲み過ぎですか?」と聞かれることがありますが、体はそんなに単純ではありません。逆に水分の量が少なすぎるとむくむことはありますが(体が水不足に危機感を持つのは、ご飯の回数が少ない方が太りやすくなるのと似ているかもしれません。)。
 どんなにたくさんお水をとっても、使わない分はおしっこで出すのでむくむことはないし、お肌が潤うこともありません。悲しいかな水分の取り過ぎは、腎臓や心臓に余分な仕事を増やすだけです。

あとで足ふこうね

 むくんでいる方の多くは、体の芯が冷えていることが多いです。雨で濡れた足元が冷える、お部屋の除湿で冷える、夏日に冷房が入って冷える、アイスや冷たい飲み物や食べ物で冷える、朝晩の冷え込みで冷える、などなど。寒い時期はあったかグッズで体を温めていても、この時期の暑いの?寒いの?どっち?って感じの時季はうまくいかないことが多いです。
 むくむということは、体に不要なものを出す力がない、ということです。むくんでいるところは血液循環もうまくいかないので、酸素も栄養も不足する中で頑張って体を支えてくれています。この健気に頑張っているところに、元気を取り戻してあげてほしいです。
 体の芯を温めるかかとのツボにおきゅう(お灸)をすると、ヒンヤリしていた足が温まり、むくみが取れるので「やっぱり冷えていたんですね」と。足やふくらはぎがだるい、重い、靴がきついなどむくみが気になるようでしたら、体の芯を温めなおす生活をお勧めします。運動や温泉、温かい食べ物、よい睡眠など方法はいろいろありますが、早くて確実なのはやっぱりはりきゅう(鍼灸)です。一旦もとに戻れば、日頃からジンワリ汗をかく程度の運動などで体調を保つことができると思います。
 
 湿度が高いので、熱中症も心配ですね。喉が渇く前に、こまめにちょこちょこ水分補給をしてください。汗をいっぱいかいた時には、美味しいお味噌汁で塩分やミネラル補給ができたら最高です。
 飲み過ぎてもむくむことはないですが、必要以上に飲むこともありません。脇の下が湿っていれば大丈夫とかの目安もありますが、お勧めは尿量です。2時間に1度くらいトイレに行くなら大丈夫、1時間ごとやそれより短い時間に行くようでしたら飲みすぎ、2時間以上空くようなら水分不足かも。体の60%を占めるお水、いい感じに循環するように多すぎず少なすぎず喉を潤してほしいです。
 東洋医学は健康を取り戻すことも、健康でい続けることにも役立ちます。お体のことで気になることがありましたら、お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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