いま手足は温かいですか？手足が冷たいと、何をするにも意外と不便です。しかも痛みまででてくると、不便どころではありません！
　特に手の関節は目につきやすいので、不安になります。

 

　手や足が痛いと、リウマチを心配される方も多いです。正式には関節リウマチといい、膠原病の一種で最初に手の指関節が痛くなることが多いです。30～50歳代の女性がかかりやすく、患者数は100万人近いといわれています。
　膠原病は定義が難しい、原因不明の病気です。体の１～複数に炎症がおきる自己免疫疾患で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。感染、過労、ストレスがきっかけになることがあります。
　初期の関節リウマチは、熱っぽい、だるい、食欲がない、起きると両手の関節が１時間以上こわばります。進行すると、関節が腫れたり変形したり、血管に炎症がでるなど、一昔前は寿命に関わる病気でしたが、今では早期治療で進行が抑えられるようになりました。

 

　手足の痛みは、糖尿病が原因のこともあります。糖尿病は、喉の渇き、たくさんの汗や尿に続き、手袋や靴下の範囲内で手足の感覚が薄れてきます。糖尿病は血管を老化させる病気なので、寒くなると手足が辛くなってきます。
　病気は、治るものばかりではないので、予備軍のうちに生活を見直しましょう。

 

　正座の後のしびれのような神経の病気、坐骨神経痛や胸郭出口症候群や手根管症候群、他にも更年期障害、ホルモンの乱れなども、寒いと手足のしびれが強くなったり痛くなったりします。
　もちろん、冷え症の方だって寒さがこたえます。
　これらの方は、冬の寒さで辛さが増すので温めることが大切ですが、汗冷えをしない工夫も必要です。

 

　今ははりきゅう(鍼灸)のお蔭で寒さに強くなりましたが、以前は試行錯誤の連続で、お役立ちグッズに詳しくなりました！
　例えば羽毛といっても産地、質、配合、量などで温かさに雲泥の差がでます。体は汗もかくし、同じ気温の場所にいないし、足元と頭の温度差のある中で役立つものは、気温と体温の記録からは分かりません。商品選びに限らず、複数の要因があることは難しいですが分かると嬉しいので、おきらく極楽に来られた方にはついグッズも勧めてしまいます。
　冷えると手足が痛い場合のポイントは、冷やさないことです。首、手首、足首は、マフラー、スカーフ、サポーター、ウォーマーなどで保温すると、痛みが随分やわらぎます。

　次に運動ですが、やり過ぎは逆効果です。手足の痛みが酷くなったり、膝や腰を悪くしては元も子もありません。笑顔でできる運動を１日30分、お勧めは歩くことです。ウインドウショッピングでもお買い物でもいいので、楽しく続けられることを見つけてくださいね。
　もちろん、はりきゅう(鍼灸)もお役にたてます。