一病 無病 未病

一病 無病 未病

2019年03月19日(火)5:54 AM
 どうも最近は思い出話が多いような気がします。おきらくもそういう年齢になったという事でしょうか?
 おきらくは若い頃御袋の事があまり好きではありませんでした。でも極楽先生と話していると、御袋は子供達の事を良く考えてくれていたんだと気付かされる事が多いです。
 そんな御袋は体が弱く、いつもどこやらが痛い、何やらが辛いと言っていた気がします。痛い辛いと言いながらも、「一病息災くらいが丁度ええねん」と呟いて親爺と還暦になるまで一所懸命働いていました。一病息災というのは、体の調子が多少悪いぐらいの方が、健康に注意するから、かえって長生きでいられる。というほどの意味です。
 
 御袋は82歳の時に胃癌で吐血して救急搬送され、数ヵ月後に療養型の病院に転院。退院後在宅介護を始めようとした矢先に転倒して大腿骨頸部骨折。搬送先の病院で数ヵ月過ごし他界しました。認知症がかなり進んではいましたが、親爺一人で介護できる程度には自立していましたので、骨折がなければ自宅で他界できたかもしれません。
 親爺の場合は88歳の時に肺癌と診断されてから数ヵ月間は訪問介護を利用しました。その後静岡県立がんセンターの緩和病棟で3ヵ月お世話になったのち他界しました。PPKとは言わないまでも闘病というほどの事はなく、呼吸の苦しさがなければやはり最後まで在宅で介護できたかもしれません。
 二人とも病院嫌いで、自分達で漢方薬を煎じたりしていました。二人なりに自分の健康を自分で守ろうと努力していからこそ、最後の数ヵ月~1年弱以外はそこそこ元気に過ごせていたのだと思います。
 
 無病息災という言葉もあります。病気とは無縁の健康優良児ってところでしょうか?出来る事なら無病で過ごしたいものですが、なかなかそうもいきません。
 特に春は進学、就職、引っ越しなど本人にとっても、家族にとってもストレスの多い季節です。気候の変化も大きく、花粉も飛び始めます。暖かくなりつつあるのに体調を崩しやすい季節でもあります。
 東洋医学では未病といって、病気になる前の僅かなサインを見逃さないで治療・養生するという考え方があります。未病息災といっていいのかもしれません。体調を崩しやすいこの季節こそ未病が大事です。
 

春爛漫

 暦の上では明日から春分。日中は随分暖かくなりました。花粉が気になる季節ではありますが、家の外に出て歩くには丁度いい気温です。
 適度に体を動かし、しっかり休んで、頭を使って美味しく食べる。養生は裏切りません。
 養生って言われても何をして良いか分からないという方は、お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。色々とお手伝いできると思います。
 
 ところで、思い出話をする年齢になったおきらくですが、どうも最近筋肉の疲労が抜けにくいような気がします。
 実は先日、3月も半ばになってようやく初詣に行って来ました。行ったのは箱根神社です。龍神水に向かって右手にある納札所の裏に道が見えたので探検してみました。納札所のすぐ近くに安産杉という大きな立派な杉があり、その横をずっと上り坂が続いていました。箱根神社のHPによると、その坂は北参道だったようです。その坂からは本殿の裏山にあるヒメシャラ純林が見渡せます。北参道の始まりを示す鳥居まで多分数百メートルもなかったと思います。一部凄い傾斜のところがあったので、そのせいか未だに太股がだるいのす。でも筋肉も養生も裏切らないと信じて、筋トレと養生を続けたいと思います。
 ヒメシャラの花が咲く季節にもう一度参拝してリベンジしたいと思います。
 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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