土用の卯の花

土用の卯の花

2019年07月23日(火)5:24 AM

ひいじいちゃんと

 いつもの夏ならとっくに相当暑くなっている頃ですが、今年は涼しい日が多いです。例えばここ三島では、昨年の7月20日は平均気温が30℃、最高気温が34℃でしたが、今年の7月20日は平均気温が26℃、最高気温が28℃です。この差は随分大きいと思います。もっと暑くならないと、ちょっと鰻でも食べて精を付けよう、という感じがしないです。もっともおきらくは親爺の命日付近に供養を兼ねて鰻を頂くつもりでいます。
 
 ということで、そろそろ土用の丑の日(今年は7月27日)なので、鰻以外で「う」の付く料理話題です。
 おきらくは最近頻繁に卯の花料理を作るようになりました。何でこんなに美味しいものを今まで食べなかったんだろう?迂闊だった!!って勢いで作ってます。
 おきらくの実家では卯の花はあまり使っていなかったので、慣れていなかったという事もあるでしょう。総菜屋さんやお弁当屋さんの卯の花料理は砂糖や味醂をこれでもかと言うほど使ってあるようで、どうもおきらくの好みに合わないという事もあったと思います。
 でも極楽先生から、いわゆる普通の卯の花の煮付けのような和テイスト以外に、牛乳やトマトで煮る方法もあると聞き、俄然興味を持って甘味料なしで作り始めたら、あまりの美味しさにはまってしまいました。なにしろ卯の花自身は自己主張しない食材なので、味付けは自由自在。出汁を良く吸うのでしっとりとした食感の中に出汁の味と香りが濃厚にしみ込んでバッチグーです。
 
 卯の花は料理からお菓子や飲み物までストライクゾーンがやたら広い上に、更に嬉しい特徴が2つあります。
 1つめは栄養価が高い。卯の花は豆乳をしぼった残りとはいえ大豆なので、食物繊維、オリゴ糖、タンパク質、カルシウム、カリウムなどの栄養がたっぷりです。卯の花の食物繊維は不溶性食物繊維で、腸のぜん動運動を促してくれるので便秘の方には嬉しい食材です。海藻など水溶性食物繊維を沢山含んだ食材と一緒に食べれば更に効果的です。また豊富に含まれるオリゴ糖は、善玉腸内細菌のえさになってくれます。
 そして2つめ。これだけの優れものなのに驚きのロープライス。おきらくが普段使っているのは300g税抜き95円。水にこだわる江戸時代創業の富士市の豆腐屋さんの商品です。
 体の半分以上は水なので、良い水で作られた商品は嬉しくなります。静岡は富士山の伏流水や駿河湾の海洋深層水など水資源に恵まれており、本当に有難いことです。
 
 買ったものでは味わえない、自分ならではの優しい味を是非楽しんで下さい。
 そして卯の花をたっぷり食べているのにお通じが悪い方。色々とお手伝いさせて頂けることもあると思います。是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
 

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この記事を書いた人

Koji Wakio(おきらく)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(極楽)
おきらく極楽にて鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
 

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