2020年01月21日(火)6:32 AM
とても寒くなりました。暦的には大寒。寒いはずです。
昨日1月20日はぬか床の日でした。なんでも昔から大寒の寒い時期にぬか床を作ると良いぬか床ができるとされているらしく、「全国ぬかづけのもと工業会」が制定した記念日だそうです。
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何を隠そうおきらく極楽でも、お昼ご飯用のぬか漬けを作っています。数年前にも作っていたのですが、一度ぬか床を駄目にしてしまって中断していたのです。熟成ぬか床を頂いたのでぬか漬けを再開しました。浅漬けも美味しいですが、古漬けとおろし生姜を和えて胡麻を散らせばデリシャスな一品になります。
ぬか漬けと言えば乳酸菌!!と思いがちですが、産膜酵母や酪酸菌も働いており、これらの菌が上手くバランスを取っている時にぬか床は美味しい漬物を作ってくれるそうです。
菌のバランスと言えばすぐに思い浮かぶのが腸内細菌叢です。お腹の中で善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3つのグループが勢力争いをしています。You are what you eat.あなたの体は食べたもので出来ている。と言いますが、腸内細菌の勢力図も食事の内容で変わるそうです。食事だけでなく、運動や休養など生活習慣全体が影響しあっているのだろうと思います。
例えば
フルーツだけを何年間も食べ続けている人の腸内には窒素からタンパク質を合成できる腸内細菌がいたそうです。10年前から白米食から玄米食に変えたおきらくの腸内細菌はどんな風に変わったのでしょうか?納豆、糠漬け、味噌汁などの発酵食を続けると腸内細菌はどんな風に変わっていくのでしょう?とても楽しみです。
腸内細菌叢と肥満・糖尿病・動脈硬化・認知症・大腸がんなど様々な疾患との関係が明らかになってきているそうです。願わくば健康な腸内細菌叢との共生を目指して養生に努めたいと思います。

玄米、納豆、お味噌汁!!
本当に朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。どうかお風邪を召されぬようご自愛ください。風邪のほとんどはウイルスが原因なので
抗菌薬は効果がありません。抗菌薬は黴菌だけじゃなく、健康に有用な腸内細菌まで殺してしまいます。飲まないで済むならそれに越したことはありません。体を冷やさないようにして栄養を取って十分に休養をとれば体が自然に治してくれますが、最近どうも風邪の治りが遅いという方、色々お手伝いさせて頂けることもあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせください。
ちなみに、本日のお昼ご飯は糠漬け・粕漬けのダブル焼き鮭です。
日本古来の発酵食万歳!!
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この記事を書いた人
Koji Wakio(
おきらく)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(
極楽)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
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