2023年07月11日(火)6:23 AM
無症候性脳梗塞という言葉を聞いたことはないでしょうか?隠れ脳梗塞またはラクナ梗塞とも言われます。おきらくが鍼灸学校で習った時はラクナ梗塞を使っていました。
脳の微細な血管が詰まって起きる小さな脳梗塞の事で、症状が出てない状態の病気です。
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無症候性脳梗塞は、最近MRIや脳ドックの普及で、しばしば見つかる
無症候性脳血管障害の1つです。無症候性脳梗塞は脳卒中患者、要介護者を減少させるために最も対応が重要なものとされています。
無症候性脳梗塞は、脳の深部の細い血管が詰まる事が多いため、壊死する部分が非常に小さく症状が出ず、気が付かれずに経過してしまうのです。
そのため、脳ドックや頭痛・頭部への外傷などをきっかけに画像検査を受けてたまたま見つかるケースがほとんどだそうです。
しかし、無症候性脳梗塞があると脳卒中や認知機能障害発生のリスクが高くなるので、対応は重要です。
40歳代から見つかる事があり、70歳代以上では約30%の人に見つかるそうなので、日常何も問題なくても、40歳を超えたら検査を受けておくのが良いかもしれません。あと数年で30%の中に入るかもしれないおきらくとしては、気を付けなければと思います。
無症候性脳梗塞の最も大きな危険因子が高血圧です。
無症候性脳梗塞があるという事は、既に動脈硬化が生じているという事であり、脳梗塞や脳出血になるリスクが高くなります。
予防のためには高血圧を改善する事が重要です。以前から運動が高血圧の予防に有効だと言われていましたが、その理由は明確ではありませんでした。今月7月7日に国立障害者リハビリテーションセンターや多くの大学などで構成された共同研究グループから
「適度な運動」が高血圧を改善するメカニズムをラットとヒトで解明という発表がありました。
細かい事には触れませんが、この発表の内容は、1日に30分、週に3日、4週間、頭に1Gの上下方向への衝撃を与えると、血圧が下がるというもの。1Gの衝撃というのは、分速20メートルの軽いジョギングか速歩が相当するそうです。また、研究グループによると上下に動いて毎秒2回、1Gの衝撃を頭に与える機械式の椅子で実験した結果、その椅子に座るだけの受動運動でも血圧が下がる事が分かったそうです。
これはまともに歩く事が出来なくても、受動運動でも血圧を下げる事が出来るという、凄い発見だと思います。とは言え、実際に臨床で使う事が出来るのはまだ先になるでしょう。と言う事になると、当分は自分の脚で歩いて健康寿命を維持したいものです。そのためにもしっかり休んで、腹八分の食事。養生を続けたいと思います。
たまに軽く走るよっ!!
最近歩くのも辛いという方。治る力を元に戻すために色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、健康な体になるお手伝いをさせて頂きます。
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