2019年10月22日(火)6:00 AM
厚生労働省のホームページによると、毎年10月17~23日は
「薬と健康の週間」だそうです。初めて知りました。薬の正しい使い方や、薬剤師などの薬の専門家の役割を知ってもらうための週間との事。例えば、抗菌薬。症状が無くなったからといって、勝手に飲むのを中断すると、病原菌が死に絶えず、抗菌薬に耐性を持つ病原菌が生まれてしまう事があります。処方通りに服用する事が大事です。
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薬には必ず副作用があります。薬への過敏症がある、適正量以上の量を飲んだ、他の薬や食べ物との相互作用があるなどの場合は副作用が出やすくなります。
また副作用は吐き気やのどの乾きといった軽いものから、命に関わるような重篤なものまで様々です。健康を取り戻したくて薬を使って、健康から遠ざかってしまうのは悲しいので、処方を守って使いたいものです。
薬局で買える
市販薬にも副作用はあります。自己判断で無闇に市販薬を使うのは危険です。
漢方薬だから安心と仰る方がおられます。生薬を使っているので、何となく安全と思ってしまいがちです。けれども漢方薬といえども、薬には違いありません。
漢方薬にも副作用はあります。また
西洋薬との飲み合わせの問題もあります。薬を処方するドクターも、複数の薬の整合性をチェックする薬剤師さんも神経をすり減らす思いをされていることでしょう。
因みに、東洋医学では神農(しんのう)が薬の開祖とされています。その神農の名を冠した「神農本草経」という薬物書が成立したのがおよそ2000年前ですから、漢方薬の歴史は随分と長きにわたっています。その書物では薬を健康増進に役立ち常用してよい上品、薬理作用が強く病気の重い時だけ使う下品、そしてその中間の中品の三つに分類しています。生薬といえども使い方を間違わないようにという心得は2000年も前からあったんですね。
おきらくの知人にお腹が一杯になりそうな程
沢山の薬を処方されている方がおられますが、逆に心配になってしまいます。おきらくの両親は病院が嫌いだったので、多少具合が悪くても漢方薬やサプリで何とかしようと努力していました。
最終的には二人とも癌で他界しましたが、年齢を考えると老衰死と言っても良いほどに長生きできたと思います。
救命のために使う薬、強い症状を抑える薬、感染を防ぐための薬など、薬の出番は沢山あります。でも、薬に頼らないでも体が元々持っている力で治せる病気も沢山あります。最後に頼りになるのやはり何と言っても自分が持っている体力です。
寒い日はおでん!!
体力には自信ないなぁという方は、色々とお手伝いさせて頂けることもあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせください。
日に日に気温が下がって来ました。お体冷やさないよう、ご自愛ください。
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