2022年11月21日(月)3:51 PM
キーッと頭に来て、「あ~、血圧が上がった!!」って事ないでしょうか?
高血圧はサイレントキラーと言われる通り、余程の事が無い限り自覚できません。そして自覚がないまま長期間に渡ってこの状態が続くと動脈硬化が進み、ある時突然、心筋梗塞、脳卒中、大動脈瘤などの重大な血管の病気に掛かってしまう事になります。
折りたたむ
診察室で「上が140mmHg以上」または「下が90mmHg以上」だと高血圧と診断されますが、
家庭で測る場合は「上が135mmHg以上」または「下が85mmHg以上」が高血圧になります。
血圧の見方として、単純に上と下の血圧だけを見るだけではなく、平均血圧と脈圧というものを血圧から計算して見ることも出来ます。
平均血圧(=下の血圧+(上の血圧-下の血圧)÷3)は末梢血管の動脈の状態を表します。平均血圧が高い程末梢血管の動脈硬化が進んでいると考えられ、基準値110です。
脈圧(=上の血圧-下の血圧)は太い血管の動脈の状態を表します。脈圧が大きい程、心臓の負担は大きく、基準値は60です。
血圧は加齢による影響以外に、食塩の摂り過ぎ、ストレス、過度の緊張や疲労、睡眠不足、睡眠時無呼吸症候群、肥満、運動不足、寒冷等が原因で高くなりがちです。こうした要因を出来るだけ避ける事で防ぐ事が出来ます。
しかし、これらの要因が重なると厄介な問題となります。
血圧は朝は覚醒に向けて高くなり、お昼頃に一番高く、夕方から低くなり、睡眠中は一番低くなるというように1日の内でも大きく変動します。それ以外にも、日常生活の中で頻繁に上下します。
例えば、朝、目覚ましの音でびっくりして飛び起きる。いつも乗ってる電車に大慌てで滑り込んだり。と、只でさえ上昇中の血圧は、朝から上がったり、下がったりしっぱなしです。
怖いのは、寝不足や深酒等、血圧が上がる要素が重なる場合に
血圧が急上昇する現象があるのだそうです。
しかも、それは普段から血圧高めの人ばかりではなく、正常な人にも起こりうる現象で、脳卒中の発症の可能性が倍以上にもなるといいます。
普段から自分の血圧に関心を持って、血圧を測っておきたいものです。
血圧を挙げない工夫ですが、血圧を上げる要因を減らすのは勿論の事として、体を変えていくというのも大事です。
末梢血管の抵抗が上がると血圧も上がります。交感神経が亢進していると末梢血管は縮み、抵抗が上がるので血圧も上がります。副交感神経が亢進すると末梢血管は緩んで抵抗が下がるので血圧も下がります。また筋肉が強く緊張すると筋肉内を走っている末梢血管も押し潰され血圧は上がります。なので、副交感神経を優位にし、筋肉を緩める事で血圧をコントロール出来ます。こういうのは
はりきゅう(鍼灸)が得意なジャンルです。
自力で何とかしたいなら、おきらくのお勧めは
自律訓練法です。副交換神経優位になりますし、筋肉を緩めるのも楽です。勿論、速歩ウォーキング等の有酸素運動も血管の健康にはとても良いのでお勧めです。
ギャーッ!!血圧が!!ッ
どうも自力では上手く血圧が下がらないという方。色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせ下さい。体質にあった治療によって、強い体になるお手伝いをさせて頂きます。
折りたたむ
この記事に関連するブログ
寒さと血圧
ただの鼻血?
足の冷えと血圧
寒いと血圧がね
手と足が温かい
この記事を書いた人
Koji Wakio(
おきらく)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。丙申年。
武術の稽古と豚カツが大好きです。
Satomi Nakano(
極楽)
おきらく極楽にて
鍼灸治療中。乙巳年。
神社と美味しいものが大好きです。
予約ご希望のお客様はこちら
静岡県三島市大宮町2-16-19
055-943-5547(ゼロゴーゴー キューシテミルナラ ココヨンナ)
« たんぱく質の日 | 高血圧と脳梗塞 »