2020年04月21日(火)5:08 AM
子供の頃、親から何かにつけ「勿体ない事をしないの」と言われたものです。おきらくは粉浜商店街(大阪)の鞄屋さんの子供でした。一番古い記憶は間口(まぐち)が一間(いっけん:1.82m)奥行きが二間程。陳列棚もあるので、お客さんが二、三人入れば一杯になる小さな店でした。売上もそれに見合ったものだったと思います。床に食べ物を落しても直ちに拾って食べるのがおきらく家ルールでした。
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会社勤めをするようになって、地方出身の先輩から「3秒ルール」という言葉を聞きました。机の上に食べ物を落としても3秒以内なら口にしてもオッケーという意味を知った時にはなんだか凄く懐かしい感じがしました。欧米では5秒ルールらしく、若干甘いルールになっているようです。このルールを検証した人達がいるようで、床に落とした食べ物には直ぐにばい菌が付いてしまったそうです。机と床じゃ汚染度合いが違うし、床も靴のまま文化圏と靴脱ぎ文化圏ではやはり汚染度合いは違うでしょう。それにどんなばい菌がどの程度の量が付いたかにもよります。でもノロのようにごく僅かでも感染してしまうものもあるので、基本的に床に落ちたものは食べないに方が無難ではあります。
感染成立を防ぐ3つの要因は今やご存知の方も多いと思います。
一つ目は
感染経路の遮断(ばい菌を移動させない)。今回の新型コロナ感染症なら、「密閉」「密集」「密接」の三密を避ける。また、手を感染経路にしないように外出時、料理前、食事前、トイレ後などに石鹸で洗って清潔を保つ、勿論保湿を忘れずに。ドアノブや手摺など手がよく触れる所は、まめな消毒でばい菌の移動を防ぎます。
二つ目は
病原体の排除(ばい菌を減らす)。清掃、消毒、換気で生活圏のばい菌を減らします。
三つ目は
宿主の抵抗力の向上(自分の体力・健康度を上げる)。多少のばい菌ならやっつけられる体力、これも大事です。
マリオジャンプ!!
ホホー ホホー ヤホー
もし、いろいろな事情で散歩も控えているなら、家の中で出来る簡単な運動を試してほしいと思います。
ラジオ体操、その場足踏み、その場駆け足、ヨガ、スクワットや腕立て伏せなどの筋トレも良いと思います。たまには息が切れる程体を動かしたくなる事もあるでしょう。そんな時は猫バーピーも候補にしてみませんか。
普通のバーピーはもしかしたら体育や部活でやらされた事があるかもしれません。こんな感じです。
- 直立した状態からスタート
- しゃがみ込んで手を床(足の前)に付きます
- 手を付いたまま両脚を後ろに投げ出して腕立て伏せのスタート姿勢になります
この時、腕も体も真っすぐに伸ばします
- 投げ出した両脚を元に戻して2.のしゃがみ込み姿勢になります
- 最期に立ち上がって最初の直立姿勢に戻ります
- 1.~5.を繰り返します
3.の後で腕立て伏せ、5.の時にジャンプするバーピージャンプというバリエーションもありますが、運動不足解消なら一番簡単なので十分。
バーピーの問題点は騒音です。特に3.と4.の時の着地の際に大きな音が出ます。猫バーピーはおきらく仕様の気配りバージョンです。極力静かに猫のようにしなやかに着地する事で近所迷惑にならないようにします。騒音を立てる方が体は楽なんですけどね。
1連の動作は数秒。大した事ないように思えますが、初めてだと1分程で息が上がると思います。5分もやれば外に出て走り回りたい欲求はサッパリなくなると思います。
抵抗力をつけるには何よりも食事、睡眠、運動の養生三本柱です。
そして体調を整えるなら色々お手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くのはりきゅう(鍼灸)院におきらくにお問い合わせください。
ちなみに「勿体ない」と言えば、昔お勤めしていた頃の後輩の話。パキスタンが核実験した年だから1998年の事です。インドに1ヵ月程出張していたその後輩が、向こうの技術者達を連れて帰国しました。インドの技術者達の口から時折日本語で「勿体ない」の声が。後輩と彼らの1ヵ月の関わりが伺える一幕でした。
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