2021年04月20日(火)5:42 AM
4月25日は「失語症の日」だそうです。失語症って漢字を見れば、何となく話せなくなる病気かなぁ、という想像が働くと思います。
けれど、
失語症は「話す」事が難しくなるだけの病気ではありません。「聞く」「読む」「書く」事も難しくなる病気です。
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大脳(殆どの人は左脳)には言語中枢があります。その言語中枢に傷が付き、言葉を上手く使う事が出来なくなるのを失語症と言います。
その症状の特徴は以下です。
- 話す
殆ど言葉が話せない重症度の高い方から、一見スラスラ話していても肝心の言葉が出なかったり、間違ったりします。
- 聞く
聞いた言葉の意味が理解できなくなります。長めの文章が困難だったり、複雑な内容が理解できなかったり、日常的に使っている物の名前も理解できない等、症状は様々です。
- 読む
文字は見えているのに意味が理解出来ない、音読出来ない、読み間違いする等が起きます。音だけを表す仮名よりも漢字の方が理解しやすいそうです。
- 書く
文字が思い出せない、書き誤る等が起きます。
どれ一つとっても、人と会話するためにはとても大切な機能です。失語症の症状や重症度は大脳の損傷部位の組み合わせと大きさによって違って来ます。コミュニケーションが取れないと、人と会う事がとても大変な仕事になってしまいます。
読書中
失語症になるのを避けるには、言語中枢に傷を負わないようにする事が大事です。言語中枢の傷は約9割が脳卒中(脳梗塞や脳出血)だそうです。であれば脳卒中にならないようにするにはどうするか。脳卒中は高血圧や糖尿病などの生活習慣病の方に良く起きます。高血圧や糖尿病になると脳の血管の動脈硬化の原因になったり、心臓の血の塊を作ってそれが脳の血管を塞いだりするからです。
そこで、高血圧や糖尿病にならないように十分な睡眠、しっかりと食事をして、適度に体を動かす養生が大事になってきます。
養生のことなら色々とお手伝いさせて頂ける事もあると思いますので、是非お近くの
はりきゅう(鍼灸)院に
おきらくにお問い合わせ下さい。
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